昨日Game Informerにて素敵なカバーアートと共に発表されたサウスパークの本格的なRPGタイトル「South Park: The Game」ですが、Fallout: New Vegasを始めとした数々のRPGタイトルでお馴染みのObsidianが開発を担当し(パブリッシャーはTHQ)、原作者であるトレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏の2人が開発に参加するという豪華さに、正直どういう温度で受け取ればよいのか判断に困る予測不可能なサプライズとなりました。
そんなSouth Park: The Gameの特集が掲載されたGame Informer誌最新号の内容が早くも海外メディアに登場、遂にその輪郭が姿を現し始めました。今回はこの概要をまとめてご紹介しますが、内容には誤りが含まれる可能性がありますので閲覧にはご注意ください。
■ 「South Park: The Game」の基本情報
- トレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏が直接スクリプトとダイアログを執筆し開発に参加している
- トレイ・パーカー氏はRPGゲームにおける無言の主人公を好んでいることから、今作の主人公は台詞を喋らない
- プレイヤーキャラクターは完全なカスタマイズが可能
- 主人公は主要なゲームメニューや、子供達の派閥における現在の立場や友人達の情報を確認できるFacebook的なアプリを備えたスマートフォンを所持している
- プレイヤークラスは5タイプ、ウィザード、パラディン、アドベンチャー、ローグ、5番目のクラスは未発表
- ObsidianはSouth Park: The Gameの開発にDungeon Siege IIIで使用した“Onyx”エンジンを利用している)
- Obsidianはスクリプトの変更に対応するダイナミックなリップシンクツールを開発した
- トレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏は15年に及ぶサウスパーク制作に使用されたテクスチャ/カラー情報などを含むディテールのリストなど各種アセットを提供している
- ゲームにはクリティカルヒット、現金の報償、経験、消費アイテムが登場する
- トレイ・パーカー氏はスキップ出来ないカットシーンを嫌っている
- ゲームは他のRPGタイトルに対する風刺などを含むユーモアにフォーカスしている
■ 「South Park: The Game」のストーリー
- 主人公は町の新しい子供として登場、ゲームは適応と受諾をメインテーマとして描く
- 物語は近所の子供達が始めたごっこ遊びのロールプレイングゲームに参加することから始まり、この冒険が実際のアドベンチャーへと発展する
- エリック・カートマン(※ アニメ版の主人公グループの一人)が主人公を歓迎し、プレイヤークラスの決定を助けてくれる
■ 「South Park: The Game」の戦闘
- 戦闘システムはペーパーマリオや一連のマリオとルイージのゲームに似ている
- Xボタンで近接攻撃を行い、タイミング良く押すことで多段ヒットに繋がる
- ダメージを軽減する防御も用意されている
- 敵をスタンさせるじゃんけんアタックの使用時など、Obsidianは戦闘シーンにダイナミックなカメラアングルを取り入れている
■ 「South Park: The Game」のRPG要素
- 戦闘はエンカウント形式で、マップ上で敵が視認可能
- ソーダは体力ポーション、トゥイーク・トゥイーク(コーヒー中毒のコーヒー屋の息子)のコーヒーはヘイストアイテムとして機能する
- 近接戦闘用とレンジ用の武器が登場、アニメ(※ シーズン5)に登場したゲーム機“Okama Gamesphere”(オカマ・ゲームスフィア)はマジックアイテムとして登場する
- 火・毒・電気など、ファイナルファンタジーのマテリア的な武器へのオーグメントシステムが用意されている
- 召還システムが用意されているが、詳細はまだ明かせない
■ 「South Park: The Game」の収集要素
- チンポコモンの人形(Obsidianが実際のエピソードに登場した様々なモデルを再現している)や雑誌など、ゲーム環境全体の探索を必要とする収集アイテムが登場する
■ その他
- Obsidianは最初パーカーとストーンにアイクを苦しめる巨大なコウモリのボスと戦う為に洞窟へ向かうクエストを提示したが、パーカーとストーンはこれはサウスパーク的では無く一般的なビデオゲームだと却下、チンポー軒から鶏肉のチリソース炒めを奪ってくるクエストに再調整された
- パーカーとストーンはリアルな町のレイアウトを制作した
- ゲームにプラットフォーミングは無い、開発の早い段階でジャンプを試して見たがゲームにはフィットしなかった
- パーカーとストーンは作品が手書きのイラストと手書きアニメーションであることから、パースが正しくないいくつかのレベルを廃棄する必要があったことについて語った
- パーカーとストーンはコメディによって駆動されるゲーム開発への挑戦について語り、Portal 2に言及、もしもPortal 2のユーモラスなダイアログが良質でないゲームシステム上にあれば、あれほど素晴らしいものには成り得なかったと発言、South Park: The Gameをダイアログと同じくらい良いゲームにしたいと述べた
- 特集記事には数枚のコンセプトアートが掲載され、UFOの墜落現場やシーズン7に登場した“Crab People”などが確認された
■ トレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏のインタビュー
- パーカーとストーンはRPGを本当に楽しんでおり、RPGはサウスパークに最も適合するジャンルだと考えている
- パーカーは長らくゲームを嗜んでいるゲーマーで、シングルプレイヤーRPGを好む彼のお気に入りタイトルはOblivion、MMOは好きではない様子
- ストーンはZorkやPlanetfallなどを産んだInfocomのタイトルやウィザードリーがお気に入りで、近作ではBatman: Arkham CityやRed Dead Redemption、Grand Theft Autoなどのオープンワールドタイトルとホッケー及びサッカーゲームを好む
という事で、トレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏がかなり方向性やテイストの決定に参加している様子で、アニメ版のエピソードと同様に相当に容赦無いタイトルとなりそうなSouth Park: The Game、アニメ版のファンはもちろん多くのゲーマーにとっても要注目のタイトルとなることは間違いなさそうです。
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