ロジャー・イーバートまで登場し“ビデオゲーム”がアートか否かといった議論が熱心に交わされ、先日VGAでサプライズ発表を行ったNaughty Dogがビデオゲームを多くのリスペクトを集めるメディアにしたいとの意欲を見せるなど、“ビデオゲーム”とは何か?という果てしない問いは現世代の技術発展を経て1ステージ上がった様に感じられます。
こういった消費者層とビジネス側双方の成長をベースに、イギリスやアメリカ、カナダではビデオゲーム開発に絡む教育面での強化が着々と進められており、年々巨大化する産業と市場のニーズに応えるための基盤が固まりつつあります。
そんな中、著名なニューヨークの総合大学として知られる“ニューヨーク大学”(NYU)が2012年の秋からゲームデザインを体系的に学ぶ修士課程“Game Center”を開始することが明らかになりました。なお、このGame CenterはMaster of Fine Arts(アート全般に関する修士)に含まれる修士で、非常に意義の深い学位となっています。
Game Centerの公式Blogによるとスタッフには既にニューヨーク大学で教鞭を取るゲームデザイナーFrank Lantz氏やEric Zimmerman氏らが参加し、2年の修士課程でゲームデザイン、ゲームプログラミング、ゲームの為のビジュアルデザイン、ゲーム批評を学ぶとのこと。
これまで芸術分野ではウッディ・アレン(中退)やジョエル・コーエン、オリバー・ストーン、マーティン・スコセッシ、アン・リーなど泣く子も黙る映画監督を始め、多くの俳優達を輩出してきたニューヨーク大学(ガガ様も!)が、遂にビデオゲーム業界にも異才を誕生させるのか、或いはビデオゲーム産業にもロジャー・イーバートの様な権威ある批評家が生まれるか、今後10年で海外ゲーム産業がどのような発展を遂げるか、まさに今が変革の時であることを表す象徴的な動きだと言えそうです。
なお、現在中学/高校生ゲーマーで将来ゲーム開発に携わりたいと真剣に考えている方は、今のうちに英語を猛烈に学んでおいてMFA取得を目指すというのも1つ有力なキャリア達成への道かもしれません。
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