かつてOtto Berkes氏やTed Hase氏達と共に初代Xbox開発の中心的な役割を担ったSeamus Blackley氏、Microsoft退社後は大手エージェンシーCAAにてInfinity Ward騒動やHarmonixの売却などに深く関係していましたが、昨年の5月にCAAを退社しゲーム開発分野に復帰することが報じられていました。(※ 氏の経歴や詳細は過去記事でご確認下さい)
本日、そんなBlackley氏の新スタジオ“Innovative Leisure”とTHQが戦略的な提携に基づいた契約を結んだことが両社の発表から明らかになりました。
この新スタジオ“Innovative Leisure”はモバイルゲームにフォーカスしたスタートアップ企業で、スタジオには1980年にリリースされたアーケードタイトル“Battlezone”のデザイナーEd Rotberg氏や、83年のアーケードタイトル“Major Havoc”を手掛けたデザイナーOwen Rubin氏、80年にリリースされた“Missile Command”の共同開発者で“Gravitar”も手掛けたEd Logg氏、82年の“Space Duel”を手掛けたRich Adam氏、さらに“Asteroids”と“Centipede”を手掛けたDennis Koble氏など、Atariの黄金時代を築き上げたベテラン開発者が参加しており、Cinematronics社のベクターグラフィックスを利用したアーケードシューター“Rip-Off”を開発したTim Skelly氏も名を連ねるなど、まさにドリームチームに相応しい面子が揃う豪華なスタジオとなっています。
今回発表されたTHQとInnovative Leisureの提携は、同スタジオが開発したタイトルにおける先買権をTHQが保持するといった契約で、先日THQが発表したデジタル販売へのシフトに大きなボトムアップをもたらす明るいニュースだと言えそうです。
近代ビデオゲームの父達が集合し、一部ではジェダイ評議会に例えられる程の豪華な開発チームを擁したSeamus Blackley氏がまた台風の目として業界に新しいテコ入れを実現するか、今後の動向が改めて楽しみなところです。
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