Left 4 Dead 2の著名な人気ユーザーマップ“Warcelona”を手掛けたMODチームが開発を進めている1人称視点のパズルアドベンチャー作品「Coma: A Mind Adventure」がIndiegogoにて資金調達キャンペーンを開始、非常に個性的なゲーム性と美しい映像表現を盛り込んだタイトルながら認知度の問題からか、半月が過ぎてもほとんど資金が集まらない状況が続いています。
本作はPortal 2やDear Esther、Journey、ワンダと巨像といったタイトルにインスパイアされたアドベンチャー作品で、プレイヤーは致命的な事故に遭い昏睡状態となっている人物の精神として、彼の脳内に存在する世界を舞台に自分自身が何者で、何を行ったかを知る為の旅を体験するというもの。
開発チームは、本作が主人公の背景を深く掘り下げる大人向けのストーリーを有しており、無意味な暴力や兵士は登場せず、悲しみや後悔、罪、希望を通じた自己の成就をテーマに描く作品だと説明しています。
今作の舞台となる脳内世界でのプレイヤーは、世界の天候と昼夜を操る能力を有しており、夜に時間をシフトさせ光るゲートやオブジェクトを視認したり、雨を降らせて環境内のオブジェクトを成長させるといった変化を組み合わせながら、世界に散りばめられた数々のパズルを解き進めていくことになります。
という事で、現在Indiegogoで展開されている資金調達キャンペーンにて、アニメーターやプログラマー、ミュージシャン、Webデザイナーといった専門技術者を雇用と、開発用の内製ツール開発等に必要な資金7400ドル(約59万円)を調達している開発チームですが、記事執筆時点でキャンペーン残り14日を迎えた現在、1795ドルの調達にしか達しておらず、ペース的にもなかなか厳しい進捗にある状況となっています。
PC/Mac用タイトルとして開発が進められている本作ですが、今後資金調達の状況によってはSteam実績への対応や、前述した天候操作の新しい手段(※ 竜巻や燃えさかる太陽、月蝕など)、巨像との戦いといった新しいプレイ要素の導入なども計画されているとのこと。
エピックな環境表現と詩的なデザイン、ユニークなゲーム性など、Comaの仕上がりが気になった方は10ドルから可能な各種特典付きの資金提供(PayPalも可)を検討してみてはいかがでしょうか。
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