先日、登場が待たれる1.0.4パッチにて実装される“Legendary”アイテム強化の概要をご紹介した「Diablo III」ですが、本日新たにクラス毎の調整に関する具体的な情報を記した紹介記事の公開が開始され、“Barbarian”と“Wizard”の大規模な変更を記した1.0.4プレビューが登場しました。
今回はこの2クラスに関する新情報をまとめてご紹介します。
まず前提として、来る1.0.4パッチのクラス調整はビルドの多様性に関する改善を大きな目的にしており、Barbarianの場合には人気の“Frenzy”に対し“Bash”と“Cleave”がさほど魅力的ではないという現状を基に、不人気スキルの底上げと改善によるビルドの多様性拡張を図る内容となっています。これに伴い“Sprint”や“Battle Rage”を含むDT(ダブルトルネード)絡みのNerfなどは行われず、Blizzardは現在のビルドが現在のまま継続してプレイ可能であることを強調しています。
■ Fury生成(プライマリ)スキルの調整
- “Frenzy”は優れたFury生成とプライマリにおける最も高い単体ダメージにより人気だが、“Bash”と“Cleave”を異なるプレイスタイルを試みたいプレイヤーに向け、“Frenzy”と代替可能なスキルとして強化を図る。
- “Bash”:現在のダメージを150%から165%に強化、さらに攻撃時のFury生成を6から8に増加、Frenzyのスタック管理を好まないプレイヤーの為のFury生成スキルとして有用となる。
- “Cleave”:3種の基本Fury生成スキル(FrenzyとBash、Cleave)におけるCleaveの役割は単刀直入に“複数ターゲットとの戦闘における勝者”であることを意図したものだが、単体ダメージが余りにも高く感じられる現状ではこのトレードオフが有効に機能していなかった。これらの状況を基に“Cleave”は単体攻撃とのギャップを埋めるため、ダメージとproc係数(※ 効果の発動率)の両方が強化される予定。
■ Furyリソースの消費をより魅力的に
- 上述した通りFury生成スキルに関するベースアップが進められているが、そもそもの問題としてFuryを消費する“Hammer of the Ancients”や“Seismic Slam”、“Rend”といったスキルが魅力的という問題が存在していた。Blizzardはこれらのスキルを直接的に強化し、Fury消費そのものを魅力的にすべく調整を進めている。
- 調整のスタート地点として“Hammer of the Ancients”と“Battle Rage”の有用性における比較、同様に“Seismic Slam”と“Rend”の比較を行っている。
- “Hammer of the Ancients”スキル:ベースダメージを現在の200%から325%に強化
- “Rolling Thunder”ルーンのダメージを現在の155%から275%に強化
- “Smash”ルーンのダメージを現在の270%から470%に強化
- “Rend”スキル:現在の“3秒間で武器ダメージの210%ダメージ”から“5秒間に武器ダメージの700%ダメージ”を与えるよう強化
- “Lacerate”ルーンのダメージを“3秒間で271%ダメージ”から“5秒間に903%ダメージ”に強化
- “Bloodbath”ルーンのダメージを“3秒間で60%ダメージ”から“5秒間に100%ダメージ”に強化
- これらの変更と同様に“Whirlwind”や“Seismic Slam”にも強化がもたらされる予定。
今回公開された“Wizard”の変更点プレビューはその多くを“Hydra”スキルにおける“ Venom Hydra”ルーン以外の強化と調整、その役割について割いていますが、この他に1.0.4パッチにおける数少ないNerfの一部がWizardに適用されることが判明しています。
■ “Hydra”スキルの変更点概要
- Blizzardは“Hydra”スキルをWizardの象徴的な存在として他のスキルよりも多くの時間を費やし開発を行った経緯がある。Blizzardにおける“Hydra”デザインのゴールは各ルーンを外観と性能共に他ルーンとはっきりと個別化し、他ルーンよりも良い点を持たせることにあった。“Hydra”における各ルーンの主な役割は以下。
- “Arcane Hydra”ルーン:最良のAoE
- “Lightning Hydra”ルーン:移動するターゲットに対する優位性
- “Venom Hydra”ルーン:移動しないターゲットに対する優位性
- “Frost Hydra”ルーン:良いスネア効果
- “Mammoth Hydra”ルーン:入り口への設置に最適
- 現状:現在最も人気の“Venom Hydra”ルーンがポピュラーである理由は非常に高いダメージアウトプットにある。理論的には移動するターゲットに対し“Lightning Hydra”が僅かに多くのダメージを与えるが、敵が移動しない場合のダメージは“Venom Hydra”が3倍も多く、その違いは単純に大きすぎる。方や“Frost Hydra”は射程距離が短すぎ、“Arcane Hydra”は体力の非常に多い対エリート戦などで単体ダメージの低さが顕著。
- これらの状況を鑑み、ArcaneとLightning、Frost、Mammothのダメージを強化。Venomのダメージに変更は加えられないが、移動しないターゲットに対するダメージ生成は依然として最も高い。
- “Frost Hydra”は射程距離を2倍に強化。
- “Arcane Hydra”は複数の敵に対するパフォーマンスを大幅に強化。
- “Mammoth Hydra”は適切な底上げが行われ、入り口への設置に適した特性は変更されないが、何かクールなアイデアを盛り込みたいと考慮している。
■ “Wizard”向けのNerfについて
- 1.0.4パッチにはNerf(※ 弱体化調整)がほとんど含まれないが、数少ない内の1つが“Wizard”に適用される。
- “Energy Twister”のCritical Mass用proc係数を0.25から0.125に引き下げ。(※ 係数はMagic Missileが1、複数ターゲットや一度に複数発動するタイプのスキル用proc係数はこれに比べ低く設定されている)特に“Wicked Wind”ルーンはより多くの発動を生成していた。
- proc係数を半分に引き下げてもこれらを使用したビルドは強いままで、非常に高いクリティカル率を有する場合には違いに気がつかないかもしれない。
- proc係数の引き下げは当初予定されていないものだったが、1.0.4には多くのprocエフェクトを備えた“Legendary”アイテムの存在があり、これらの存在と併用した場合を想定し引き下げを決定した。
■ その他スキルの強化について
- “Hydra”スキルのルーン向けバフと同様に、Signatureスキル(Magic MissileとShock Pulse、Spectral Blade、Electrocuteの4種)における不人気ルーンのダメージ強化を進めている。
- Blizzardは人気の高いSignatureスキル用のルーンとしてMagic Missileの“Seeker”とShock Pulseの“Piercing Orb”を挙げ、他のルーンがこれらに匹敵するようブラッシュアップすると説明。
- “Meteor”スキルと“Arcane Torrent”に対しプレイヤーの行動(Meteor発動時の敵移動予測など)に見合った強化が適用される。
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