先月開催されたgamescomでは総合ベストを含む3部門を受賞し、目前に迫る10月上旬のローンチと仕上がりに注目が集まるArkaneの新作ステルスアクション「Dishonored」ですが、昨日パブリッシャーを務めるBethesdaのマーケティングを率いるPete Hines氏がMCVのインタビューに登場し、新規IPとして注目を集める本作のビジネス的な側面に言及、DishonoredはSkyrimの売上げを目指しておらず、またそれを実現することもないだろうと明言しました。
DishonoredにSkyrim的なセールス記録を期待しているかとの質問に答えたPete Hines氏は、確かにセールスが良いことに期待はしているが、Skyrimが見せたような爆発は誰も想定していないと発言。DishonoredはSkyrimのセールスを目指すために作られたものではなく、Arenaに始まり、DaggerfallやMorrowindを経て、Oblivionの成功の上に築かれたSkyrimとDishonoredを比較することに意味はないと説明し、前述したSkyrimのようにオーディエンスに訴求する長期的なフランチャイズを開始するために作られたものだと強調しています。
昨日は十分なフランチャイズ展開に耐えうる綿密な世界設定を元にした新展開のDLCを提示したArkaneですが、やはりBethesdaも今後のフランチャイズ展開を念頭においた取り組みを見せており、ローンチ後の動向に改めて注目が集まるところです。
一方、DishonoredのプロデューサーJulien Roby氏が先日IGNのインタビューに登場し、現在の市場に蔓延する続編の続編の続編の続編といったタイトル群と同じことの繰り返しにユーザーはもう疲れているとの見解を提示。古典的な要素のフレッシュな融合とリファインを新鮮に見せつけたDishonoredや、E3のサプライズとなったWatch Dogsが注目を集める背景について語り、今人々はユニバースの面から新しいもの、或いはゲームプレイ面で新しいもの、ビジュアル表現における新しいものなど、“新しい物”を渇望しているのではないかと説明しました。
昨今しばしば議論の対象となる新規IPと繰り返しが目立つフランチャイズ展開に関する問題ですが、Bethesdaの思惑通りDishonoredが成功を収め、続編の登場を重ねる段にArkaneがどういった手法で鮮度を保つのか、中長期的な側面からも本作の動向は興味深いものとなりそうです。
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