先日、イランでBohemiaの新作シューター“Arma 3”の輸入販売が禁止されたという話題をご紹介しましたが、新たにこの発売禁止を決定したイランのビデオゲーム団体“Iran National Foundation of Computer Games”(以下:IRCG)がRovioの人気タイトル「Angry Birds Space」の新レベル“Fry Me to the Moon”に含まれた一部に表現について、反イラン感情を刺激するサイバー戦争の一端を担うものだと非難する抗議状をRovioに送付したと発表しました。
これは“Fry Me to the Moon”の新レベルに登場する高い塔がテヘランのランドマークであるボルジェ・ミーラードに酷似しているというもので、IRCGはこの塔を倒壊させるフィンランド産のゲームがアメリカのイランに対するサイバー戦争の一部だと懸念していると表明しています。
IRCGはRovioに対しこのデザイン的な説明を求めている様子ですが、こういった活動の背景にはイランのアフマディネジャド政権と反対派勢力の間に横たわる“ソフトな戦争”と呼ばれる文化及び資本的な対立が根深く存在しており、近年のビデオゲーム市場に顕著な爆発的な拡大化に伴うローカライゼーションや文化的な相違に関する問題がより表面化しやすくなった状況を示す興味深い問題だと言えそうです。
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