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現在“Mass Effect 3”のWii U版移植を進めているオーストラリアのデベロッパ「Straight Right」ですが、新たに同スタジオのテクニカルプロジェクトマネジャーを務めるChris Slater氏のLinkedin情報から、Straight RightがAAA規模のスクウェア・エニックスタイトルをWii Uへと移植していることが明らかになりました。（※ 記事執筆中に氏のプロフィールが更新され、該当する記述が削除されました）

今のところ、この新作に関する詳細は不明ですが、先月上旬にはStraight RightのボスTom Crago氏がPolygonのインタビューに登場し、Mass Effect 3移植のほか、2013年リリースが予定されている有名フランチャイズの大がかりな移植に取り組み始めたと明らかにしており、今回のスクウェア・エニックス作品がこの移植タイトルに相当する可能性が高いと見られています。

また、Crystal Dynamicsの新作“Tomb Raider”がWii U対応を果たすのではないかとの見方も噂されていますが、昨年9月にはCrystal DynamicsのKarl Stewart氏がWii U版対応の可能性が当時の時点で存在しないことを明言しており、今後Wii U版に取り組む際には他のコンソール版と全く異なる独自の機能性を有した開発を進めるだろうとの見解を示していました。

余談ですが、オーストラリアのメルボルンに構えるStraight Rightは、Shift 2のiOS版移植以外に実績のない2011年設立の新スタジオですが、実際にはオーストラリア有数のデベロッパであるTantalus Media（※ 1994年設立、これまでサターン版WipeoutやXbox版Unreal IIを始め、多くのGBA/コンソール移植を手掛けてきた）の姉妹会社であり、前述した2作品の移植以外にオリジナルの新作開発を進めていることも報じられています。