昨年、Ubisoftが正式なアナウンスを行い、押しも押されぬ人気俳優マイケル・ファスベンダーやトム・ハーディの起用が大きな話題となった映画版「Assassin’s Creed」と「Splinter Cell」ですが、先日Los Angeles Timesに両作の製作を率いるUbisoft Motion PicturesのボスJean-Julien Baronnet氏のインタビューが掲載され、“Assassin’s Creed”と“Splinter Cell”映画がそれぞれ製作費1億ドル規模のインディペンデント映画として、2014年終盤以降の公開を予定していることが明らかになりました。
かつてリュック・ベッソン監督が2001年に起ち上げた映画制作会社EuropaCorpのCEOを務めた経歴を持つBaronnet氏は、これまで多く登場したゲームの映画化作品には、何れも内部に映画部門を持つゲーム企業によって作られた作品が無かったと述べ、Ubisoft自ら製作費の一部を提供する“Assassin’s Creed”と“Splinter Cell”映画がゲームそれぞれのDNAを放棄しない“インディペンデントとスタジオ自身の精神を宿す”作品になるとアピールしています。
なお、ここで言うインディペンデント映画とは、所謂アマチュア作品のイメージが強い低予算映画を指すものではなく、ハリウッドのメジャースタジオ6社に属さない作品を指すアメリカン・インディペンデントなどに象徴されるジャンルとしての意味合いが強い言及だとご理解下さい。
また、同じくインタビューに応じた2作品の共同製作を手掛ける大手プロダクションNew RegencyのボスBrad Weston氏は、現在それぞれの製作が監督を決める初期段階にあると述べ、両作品の製作費がそれぞれ1億ドルを超える規模で、2014年終盤以降の公開を予定していると明らかにしました。(製作費参考:昨年大ヒットを記録した映画“アベンジャーズ”が2億2,000万ドル、“アイアンマン”が1億4,000万ドル、2007年の“トランスフォーマー”が1億5,000万ドルとされており、映画版“Assassin’s Creed”と“Splinter Cell”がハリウッドの超大作SFに近い規模の作品であることが判る)
現在“Ghost Recon”の映画化や、ニッケルオデオンと提携したラビッツのTVシリーズ製作も進めているUbisoft Motion Picturesですが、未だに優れた作品が全く登場しないゲームの映画化作品に纏わる歴史(※ 一方、ゲームをテーマにした映画作品には良作が存在する)を塗り変えることが出来るか、今からその仕上がりが楽しみなところです。
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