不可思議な社長の交代劇や、潜伏が続き進捗に心配が寄せられていた“Star Wars 1313”に加え、かなり開発が進んでいながら凍結されたとされる“Star Wars: First Assault”、ディズニーによるLucasfilmの買収など、様々な懸念が渦巻く状況となっていたかつての名門「LucasArts」ですが、本日複数の海外メディアがLucasArtsの大規模なレイオフやプロジェクトの頓挫を報じ、スタジオが内部開発を止め、ライセンスビジネスへと移行することが明らかになりました。
これは、レイオフや閉鎖のニュースが飛び交い情報が錯綜する中、LucasArtsがメディア向けに声明を発表したもので、ビジネスモデルの移行とレイオフの実施を告げる以下のような情報が記されています。
ビデオゲーム市場におけるLucasArtsのポジションを評価した上で、スター・ウォーズシリーズの幅広いポートフォリオを形成するためスタジオのリスクを最小化し、内部開発からライセンスモデルへと移行することを決定しました。この変化に伴い、組織全体に渡るレイオフを進めています。
なお、レイオフの規模は未確認ながら、150人近いスタッフが対象となったとも報じられており、“Star Wars 1313”の凍結も懸念される状況となっていますが、Game Informerの確認によると、“Star Wars 1313”を含め幾つかのプロジェクトが今後のライセンス契約によってリリース実現に至る可能性が残されているとのこと。
近年のLucasArtsは、Star Wars: The Force Unleashedシリーズや、Free Radicalとのトラブルが透けて見えたBattlefront IIIのキャンセルを含む実を結ばないフランチャイズの低迷を始め、Star Wars: The Old Republicの不調、UnchartedやTomb Raiderの成功に対しすっかり姿を見なくなったインディー・ジョーンズ関連のタイトルなど、かつての栄光はすっかり影を潜める状況が続いていました。
また、スタジオ管理の面に置いても、2010年にDarrell Rodriguez氏が突然辞職を発表して以降、“Star Wars: 1313”の開発を率いた元EpicのPaul Meegan社長も昨年8月に何の前触れも無く退社。その後後任が発表されないまま会計部門のVP Kevin Parker氏とプロデューサーのGio Corsi氏が共同で業務を率いる状況が続いており、スタジオの今後を担う新たな才能として期待された元UbisoftのベテランClint Hocking氏も2年在籍した後、何のプロジェクトも発表しないまま退職するなど、前述したフランチャイズの状況と同様に内部の複雑な事情に心配が寄せられていました。
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