先日開催されたE3のMicrosoftプレスカンファレンスにて、ハイクオリティなインゲームフッテージが披露され、TVドラマとの連携を含む意欲的なゲーム性が明らかになったRemedyファン待望の新作「Quantum Break」ですが、スタジオのボスMatias Myllyrinne氏がGamesIndustry.bizのインタビューに応じ、本作がMax Payneの映画的な戦闘とAlan Wakeのインタラクティブなストーリーテリングを2つの中核要素とする“最高のRemedy体験”をもたらすだろうと発言しました。
ドラマパートやゲームとの関連性、ゲームのプレイ要素にまで言及したMyllyrinne氏によると、“Quantum Break”はTVドラマとゲームの両方がエピソード形式で構成されており、双方が状況とキャラクターを共有し、同じロケーションで発生する互いのエピソードがストーリー的に織り交ぜられるとのこと。
また、ゲーム内の表面上カットシーンの様に見えるシーンの多くが完全なインタラクティブシーケンスで、ここではカットシーン中に発生する状況の詳細を調査するためにシーンをフリーズ(※ E3トレーラーにもこの要素が見られた)させる、Max Payneのバレットタイムをさらに進化させたシステムが包括的に導入されていることが明らかになっています。
さらにMyllyrinne氏は、本作がドラマの実写パートとゲーム間のずれを回避するべく、可能な限りの忠実なインゲームキャラクター再現を目指していると強調し、Remedyがまず最初にやることは俳優を歯医者に連れて行き、顔と歯の型を取ることだと説明。歯の形が違えばゲームのキャラクターがドラマとは違う誰かになってしまうと、正気とは思えない過剰な取り組みを進めていることを明らかにしました。
E3でCGI映像かと思うようなインゲームフッテージを披露した“Quantum Break”ですが、Remedyは今回の開発にあたって前述した要素を満たすために新エンジン“North Light”の開発も並行して進めており、ファン待望の新作が一体どんな規模で姿を現すのか、今後の続報がますます楽しみなところです。
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