今月2日に、Valveが「Half-Life 3」の商標を欧州共同体商標意匠庁(以下:OHIM)に出願した話題をご紹介しましたが、Web上からも確認可能だったこの出願がOHIMのデータベースから取り消され、登録がフェイクだったのではないかと注目を集めています。
オーナーの項目にValveの名称や住所も確認され、出願はヨーロッパの商標を専門に扱うCasalonga & Associatesが代行した今回の登録ですが、今のところ何者かが両社の名を語って出願を行ったのか、それともValveが取り下げた、或いはOHIMが出願を取り消したのか、真偽の程は不明で、そもそも他者を装ってOHIMに900ユーロ(約12万円、紙出願の場合は1,050ユーロ)の手数料を支払い出願を果たすことが可能なのか、その辺りの状況も気になるところです。(※ OHIMへの出願を代理人に委託する場合は、OHIMに登録されている代理人を通じてのみ委託可能)
また、今回の出願がフェイクと見られている理由には、10月2日にValveがCasalonga & Associates経由で出願を行った「Portal 3」の商標(012190286番)が“Half-Life 3”と同様に削除された件も絡んでおり、出自を含め確認と調査を進めていたことからまだお知らせしていなかった“ValveのJiraから浮上した開発グループの構成”に、“Portal 3”の開発チームが存在しなかったことも影響を与えています。
余談ながら、この開発グループに関する情報は、Valveがバグトラッキングに利用しているJira(バージョン管理ツール)が一時的に外部からアクセス可能となったことから浮上したもので、複数存在する開発グループには“Half-Life 2”や“Hardware”関連のチームに加え、“Half-Life 3”と“Half-Life 3 Core”、さらには“L4D3”関連グループとそれに所属する開発者のフルネームを含むリストが確認されていました。
以下、参考までにValveとCasalonga & Associatesの名称が確認できる“Half-Life 3”と“Portal 3”の出願内容を写したスクリーンショットを掲載しておきます。
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