先日、2年ぶりの開催を迎え、昨日無事イベントの幕を閉じたお馴染みBlizzardのファンイベント“BlizzCon 2013”ですが、今回のイベントでは数年に渡る紆余曲折で知られる映画版「Warcraft」のパネルが開催され、現在進められている映画版の内容が、かつて2009年頃にサム・ライミ監督が製作を手掛けていたLich Kingの台頭にフォーカスしたWorld of Warcraft色の強い内容から、“Warcraft II: Tides of Darkness”で描かれた人間とオークの対立に焦点を合わせた、いわゆる現在の“Warcraft”ユニバース誕生を描くオリジンとも言える内容を描く作品にシフトしていることが明らかになりました。
今回のパネルは、BlizzardのボスChris Metzen氏とRob Pardo氏やシリーズのディレクターDuncan Jones氏に加え、映画“ライフ・オブ・パイ”や“ナルニア国物語”、“ライラの冒険”といった作品の視覚効果スーパーバイザーとして知られる著名なVFXディレクターBill Westenhofer氏(※ 氏はアルファ版時代からWorld of Warcraftをプレイし、LV90のAlliance Mageキャラクターを所有しているとのこと)が登壇した豪華なパネルで、キャストや製作状況に関するディテールは明かされなかったものの、映画の製作が2014年初頭に開始され、2015年12月18日の公開が予定されていることが判明しています。
パネルで行われた発表によると、映画版“Warcraft”は現在のStormwindを統べる王Varian Wrynnの父で、Warcraft IIの主要キャラクターの1人として描かれた“Anduin Lothar”と、同じくシリーズを通じてオーク側の主要キャラクターとして描かれてきたThrallの父“Durotan”を、人類とオークそれぞれの英雄として主人公に据える作品で、Alliance側の物語を描く予定だったサム・ライミ版に比べ、オーク側の状況にも感情移入できるよう種族間のバランスを保った作品になるとのこと。
また、この変更について言及したChris Metzen氏は、Durotanがかつてオーク達が持ち合わせていた高貴さを備えたヒーローとして描かれると説明しており、現在の対立構造を生むきっかけとなったAllianceとHordeの誕生を含む“Warcraftとは何か?それはどこからやってきたのか?”というシリーズその物のオリジンを描く映画版にとって、種族間のバランスを表現することが非常に重要な要素だったと強調しました。
この他、今回のパネルでは、映画版に登場するオーク達の製作にスター・ウォーズシリーズを初めとする多くのVFX製作で知られるILM(Industrial Light & Magic)が参加するほか、映画がAvatarとGame of Thronesを組み合わせたようなCGIと実写を複雑に融合させた作品となること、ゲーム版以上にオークの言語を忠実に再現すること、PG-13レーティング作品として予定されていることなどが報告されています。
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