先日、Game Informer誌1月号の表紙を飾った「Destiny」の素敵なカバーアートをご紹介しましたが、最新号には14ページに及ぶ特集記事が掲載されており、プロットに絡む新情報やプログレッションを含むプレイヤーのカスタマイズ、Co-opと対戦型マルチプレイヤーに関する情報など、膨大なディテールが明らかになっていました。
日本時間の明日午前8時から放送される大規模イベント“VGX”にて、何らかの新情報とフッテージのお披露目が予定されている“Destiny”ですが、今回は来るお披露目に向けた予習として、直近の最新情報をまとめてご紹介します。
■ キャラクターとプログレッションについて
- Bungieはプレイヤーに対し、柔軟なキャラクターの生成ツールとアップグレードを与えることを計画している。
- Destinyのプレイヤーキャラクターは複数作成可能で、多数の役割を与えることができる。
- 本作に用意された人類以外のプレイアブル種族(AwokenとExo)は、プレイヤーの外観に対する選択の一部で、キャラクター作成時には種族と性別、顔、ヘアスタイル、タトゥー等のカスタマイズが可能。
- マスクを外したプレイヤーの顔はこれまで提示されていないが、ゲームの中で散策出来る非戦闘エリアではキャラクター達の顔が確認できる。
- プレイアブル種族のHumanは、文明の再構築を目指す崩壊の生存者達。
- Awokenは、崩壊を生き残ったが何らかに深く影響され、人類から遠くかけ離れた存在に変化してしまった種族。
- Exoは人類の黄金時代に生産された自己認識能力を持つマシンだが、リーブト後に記憶がワイプされ、元々持ち合わせていた目的を失ってしまった機械種族。
- プレイヤークラス3種(WarlockとTitan、Hunter)は、それぞれ強く定義された役割を持っており、その選択は非常に重要となる。また、それぞれのクラスには、アンロック可能な多数のアビリティを含む“Focus”と呼ばれるアップグレードツリーが存在する。
- パッシブボーナスやアビリティ、グレネードなど多数のアンロックが用意された“Focus”は所謂サブクラスと説明され、レベルアップ(1~20まで)を通じキャラクターの能力を改善する。
- “Focus”のアップグレードツリーには個別の選択が用意され、例として近接検知かホーミングを選択可能なグレネードや、テレポートかダブルジャンプが選べる移動能力の改善が提示された。
- “Focus”は取得後も自由に変更/選択可能で、その時の状況やビルド、装備に合わせて自由にプレイスタイルを変更することが出来る。ビルドを変更するために新しいキャラクターを1から作り直す必要はなく、PvP用のカスタマイズやCo-op用のサポート強化など、目的に併せて“Focus”を切り替え可能。
- 本作に登場する幾つかの装備は、プレイヤーにボーナスと能力を与え、“Focus”にシナジーをもたらす。これにより、プレイヤーは装備と“Focus”の効果が有効に発揮されるよう考慮する必要がある。
- プレイヤーのコンパニオンとして登場する喋るAIスフィア“Ghost”はプレイ中にフラッシュライトとして利用可能。
- スター・ウォーズのスピーダーバイクにインスパイアされた個人用ビークルはカスタマイズ可能で、オープンワールドのロケーション移動に利用可能だが、戦闘に使用することはできない。
- 月や金星、火星、小惑星など、多数の舞台が用意された星間移動に利用されるスペースシップ(※ Sparrowと呼ばれる)も同様にカスタマイズ可能。Co-opモードのプレイ前には他のプレイヤーが所有するスペースシップと共に軌道衛星上に浮かぶ機体を確認することが出来る。
■ ゲームプレイや操作方法を含む全般的な情報
- Destinyのコアには、バラエティ豊かな敵グループとの戦闘を繰り返すHaloに似たタイトなループが宿されている。
- Bungieは本作を“MMO”と呼ばず、Destinyを説明するのは難しいと語っている。しかし、MMOを好む人々はDestinyを楽しむだろうとのこと。
- Destinyのストーリーには結末が用意されている。
- Bungieは、プレイヤーが本作をプレイし続けるために新しいロケーションやストーリーライン、その他コンテンツの提示を望んでいる。
- メインストーリーの外部で展開される多数のCo-op及び対戦型コンテンツが存在する。
- マップ環境は時間につれ変化する。
- HaloシリーズのプレイヤーはDestinyの射撃感を我が家のように感じるだろう。
- 左トリガーは常にアイアンサイトとして機能する。
- 右バンパーは近接攻撃に割り当てられている。しかし、近接攻撃の種類はプレイヤーが選択したFocusに依存する。
- 左スティックを押すとスプリント移動となる。
- Y/三角ボタンはプライマリ武器とセカンダリ武器の切り替えに利用されるほか、長押しでヘビーウエポンに切り替え可能。
- プライマリとセカンダリ、ヘビーウエポンはそれぞれ色分けされた3種類の弾薬タイプが用意されている。
- 装備品は以下の4カテゴリに分類される。ベーシック(白)、コモン(緑)、スペリオル(紫)、Exotic(ゴールド)。
- 左バンパーはグレネードの投擲に割り当てられている。クールダウンタイマー有り。
- A/Xボタンはジャンプに割り当てられているが、2回素早く押すことで、滑空や2段ジャンプ、テレポートといった移動系のFocus能力を発動することが出来る。
- 左右のバンパーを同時に押すことで、強力な攻撃やサポートアクション、リバイブ、Buff、ヒールなど、プレイヤーが選択しているFocusに基づくスーパーアビリティが発動可能。
- 敵のビークルに搭乗することが出来るが、これを個人用ビークルとして保持することはできない。
- Destiny世界の通貨として、人類の黄金時代に存在したレアなエネルギー物質“Glimmer”が利用されている。
- プレイヤーはゲーム内でゲームマップを表示し、ストーリーミッションやCo-op Strike、対戦マッチなど、多数のロケーションに用意されたアイコンを選択することで、スペースシップに乗り込み即時コンテンツにアクセス可能。
- Strikeモードは、比較的すぐにクリア可能なCo-opミッションで、ミッションのクリア後はそのままロケーションの調査に移行することが出来る。
■ Co-opと対戦マルチプレイヤーに関する情報
- Destinyには明確なストーリーが存在するが、1人でもプレイ可能な多くのサイドクエストが用意されている。
- Bungieは本作の開発にあたって、ソロとCo-opプレイを簡単に往き来出来るマッチメイキングシステムを実装しており、ゲーム全体が常にマッチメイドされ、終始目に見えないバックグラウンドでこのシステムが動作する。
- Destinyのプレイヤーは、多くのMMOのように異なるサーバに分散されず、全てのプレイヤーが1つのゲーム世界に存在する。
- また、ゲーム内ではロケーションと時間に基づく小さなグループにプレイヤーがリンクされる。
- 幾つかのエリアは3人のプレイヤーで訪れ、他のプレイヤーグループに邪魔されずプレイ出来るよう設計されているが、一方で参加するプレイヤーの数によって難易度が変化する巨大なパブリックエリアも存在する。(※ デモに見られたOld Russiaの構造がこれに当たる)
- 対戦型のマルチプレイヤーモードでは、死亡したプレイヤーをリスポーン前に蘇生可能。
- Destinyのマップにはかなりの高低差が存在し、プレイヤーには多くの移動手段と選択肢が用意されている。
- 対戦マルチプレイヤーのマッチメイキングは勢力間(Human、Awoken、Exo)で行われ、プレイヤーは所属勢力に雇われ、他の勢力と戦う。
- この勢力間の対立は、地球に唯一残された人類の拠点Cityの発展と防衛に不可欠な要素として設定されている。
- 対戦型マルチプレイヤーにはデスマッチに加え、キャプチャーゾーンといったオブジェクティブルールも用意されている。
■ キャラクタークラス“Warlock”と“Titan”、“Hunter”について
- プレイヤークラスの装備にはWarlockのローブなど、それぞれに1つの固有カテゴリが用意されている。
- Warlock:Travelerから得られる謎の力を魔法のように使用するWarlockは、“Circle of Night”と呼ばれるFocusを特色とする。このFocusのスーパーアビリティは“Nova Bomb”と呼ばれ、遠距離から敵の大群を一掃することが出来る。
- Titan:熱い装甲とスペースマリーンの様な出で立ちを特徴とするTitanは、敵陣に突撃しダメージを与えることに適している。彼らのFocusは接戦時に致命的なダメージを与えることを目指している。スーパーアビリティの“Fist of Havoc”は、拳が衝撃波を生み、さらに電気的なダメージを与える。
- Hunter:Hunterは、WarlockとTitanの中間的なクラスで、ピストルを使用し、敵に忍び寄ることを得意とする。彼らのFocusは1人のターゲットに大ダメージを与える“Gunslinger”に始まる。
■ 敵種族に関するディテール
- Fallen:彼らは深宇宙からやってきた邪悪な宇宙海賊で、かつては貴族的で名誉を重んじる複数の一族に分かれていたが、放浪と寄生を続ける中で失墜した。彼らは一族毎に異なる固有の印章をを持つほか、4本の腕を持つ蜘蛛の様な外観や巨大メックを特色とし、以下の様な階級に分類されている。
- Dreg:Fallen社会において最も身分が低く、階級を示すために2本の腕が切り落とされている。
- Vandal:戦闘時に銃と剣の両方を用いる。
- Captain:彼らは戦闘を統括する戦略家で、高いアーマー効果を持つエネルギーシールドを有している。
- Shank:Fallenの回復とタレット役を担う機械ドローン。
- Cabal:腐敗した軍国主義と軍事産業を重んじる古代ローマのような宇宙帝国で、物理的な水準と確固たる決意に支えられている。Cabalは巨躯と重装甲を特色とする戦士達で、以下のようなクラスに分類される。
- Legionnaire:戦いの前線に身を投じる兵士。
- Centurion:ジャンプジェットを利用し、戦場を駆け巡る兵士。
- Gladiator:巨大で非常に強力なCabal、ガトリングガンを利用する。
- Psion:体の小さなCabalはPsionと呼ばれ、前線で敵に対峙するほか、カーゴ状の宇宙船を脳波でコントロールし攻撃を行う。
- Vex:クラシックなSFの機械種族とラヴクラフト的な恐怖の体現を融合させた機械種族で、一部に有機的な組織を持つ。ヘッドショットは彼らに有効なダメージを与えないが、腹部のパワーコアが弱点で強烈な液体を分泌する。ワープゲートを通じて未来からやって来たとされている。
- Goblin:大群を成すVex。
- Hobgoblin:Goblinよりもやや大型で、テールの形状によって識別可能。
- Minotauro:Hobgoblinよりもさらに大型で、より強力な存在。
- Hydra:空中を浮遊し、3つの首にそれぞれ設置されたタレットで攻撃を行うムカデのようなロボット。
- Harpy:Hydraと同様に空中を移動するが、素早い一撃離脱を特色とする。
- Hive:クラシックなファンタジー作品のアンデッドにインスパイアされた古代種で、墓石の様な石棺の宇宙船で生き延びている。彼らは小惑星を徹底的に調査するため穴を深く掘り、トンネルやダンジョンのような洞窟を作り上げる。
- Thrall:アーマーと武器を持たない暴徒。
- Trooper:大量に登場する兵士。
- Knight:巨大な肉切り包丁を使う兵士。
- Wizard:長いローブを纏ったHiveで、頭上へと飛び魔法を解放する。
- Ogre:ミュータントの獣で、頭部からエネルギーを射出し攻撃する。
■ ロケーションについて
- Old Russia:カザフスタンに存在するバイコヌール宇宙基地が廃墟となったエリア。Destinyのストーリーにおいて最初に訪れることになる主要エリア。Destiny世界ではかつて人間が宇宙に進出した黄金時代の架け橋となった。廃墟内部にはFallenの兵士達が存在する。
- Venus:金星は、かつて人類の入植地で、科学調査を進めるための設備が存在したが、現在はジャングルに呑み込まれ、硫黄を含有する嵐が吹き荒れている。人類の建築物は海に腐蝕されているが、その中心には何らかの目的で建設されたVexの城塞と塔が存在する。
- Mars:火星は、かつて人類が繁栄を極めたメトロポリスだったが、現在はその多くが砂に呑み込まれ、超高層ビルの一部のみ視認出来る。火星はCabalの拠点で、Vexと対立関係にある。
- The Tower:“Earth’s Camelot”(地上のキャメロット、キャメロットはアーサー王の宮廷が存在したとされる架空の町)と呼ばれるタワーは、本作のプレイヤーキャラクター達ガーディアンの拠点。ベンダーではアイテムを購入し、クエストアイテムの売却が可能なほか、オープンな広場では他のプレイヤーとの会話も可能。なお、タワーにはTitanとWarlock、Hunterそれぞれのクラスにフォーカスしたエリアも存在する。
- Earth’s Moon:月はHiveがはびこり、地下が掘り進められ、地表が割けて広がる状況となっている。かつては人類のコロニーが存在したが、その多くは月の土に埋葬されてしまった。
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