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現在、ラスベガスで開催中のCESにて、モバイル向けの新GPUや多数のSteam Machine、Oculusの新たなVRヘッドセットなど、様々なお披露目や発表が続いていますが、新たにBBCがVR技術に関するレポートを公開し、Valveが今月中にVRデバイス用の開発キットを配布する予定だと報告しました。

ValveのデザイナーBrian Coomer氏にインタビューを行ったBBCによると、このVRデバイス用開発ツールは2014年1月15日から16日にかけてシアトルのWashington State Convention Centerで実施される“Steam Dev Days”にて配布されるもので、Steam Machine向けの開発用にリリースされるソフトウェアツールの一部として同梱されるとのこと。

Oculus Riftの登場を経て、大きな盛り上がりを見せるVRヘッドセットですが、今後一般向けの普及を経てユビキタス化するには、ゲームを切り替える毎に再セットアップが求められるような煩雑さを取り払う必要があり、Coomer氏は“Steamがハードウェアとソフトウェア、ユーザーの繋ぐ仲介者となる唯一無二のポジションにある”と語っており、独自デバイスの開発と並行して、Oculusへの支援も行うValveが今後どういったスタンスでVR技術に対峙するか、動向に改めて注目が集まるところです。

なお、開催が迫る“Steam Dev Days”では、Valveが開発を進めているVRハードウェアのデモンストレーションを含むMichael Abrash氏のプレゼンテーションが実施される予定となっています。