先日、素敵な新トレーラーがお披露目を迎え、PC版のリリースが予告されたCapybara Gamesのローグライクな新作アクションアドベンチャー「Below」ですが、現在ボストンで開催中のPAX East会場では初のパブリックなプレイアブル出展が行われており、非常に小さなプレイヤーキャラクターを特色とする戦闘シーンやミニマルなUI、ティルトシフト風なエフェクトによる独特のミニチュア感が印象的なうら寂しいロケーションなど、未見のインゲームフッテージをたっぷりと収録したプレビュー映像が登場しています。
また、素敵なレベル環境を写した新スクリーンショットが公開されているほか、本作のクリエイティブディレクターを務めるKris Piotrowski氏のインタビューから幾つかの興味深いディテールが判明しています。
- 本作のゲーム世界には自由に探索可能な平原、洞窟、朽ち果てつつある遺跡など、多数の要素が用意されているが、プレイヤーには明確な行き先、なぜ、或いはなんのために放浪者(プレイヤー)がそこに存在するのかといった説明は提示されない。プレイヤーを導くチュートリアルも、長いダイアログも、キャラクターを甘やかすウェイポイントも同様に存在しない。
- Kris Piotrowski氏は、当初本作の開発をプレイアブルキャラクターが非常に有能であると同時に1HPの体力しか持たない状態で開始したと説明している。
- Piotrowski氏は、本作に“ゼルダの伝説”が非常に大きな影響を与えていると語り、その理由の1つとして、現在のAAAゲームが余りにプレイヤーの手を握り導き、ユーザビリティ側に偏重しすぎていると説明。オリジナルのゼルダはプレイヤーに剣を与え「ここから出て行け」と告げたゲームだったと振り返っている。
- 本作の戦闘システムも同様に“ゼルダの伝説 風のタクト”や“Dark Souls”にインスパイアされたものであることを明かし、プレイヤーが多くの自由な攻撃/防御行動を持つと同時に、戦闘に対して慎重で思慮深くある必要があると説明している。
- こういった熟慮はBelow世界の探索にも当てはまり、本作にはプレイヤーを新たな謎と、ゲームの物語に光を当てる潜在的な手がかりへと向かわせる示しが散りばめられている。Piotrowski氏は、プレイヤーがあてどもなく世界をさまよう場合、こういった符丁を見逃すだろうと語り、しかし環境に点々と存在する小さなパンくず達に注意を払っていれば、意図的にこれを探し始めるだろうと説明。時間と共にプレイヤーはゲーム世界を意図的に探索することができると語っている。
- さらに、Piotrowski氏は本作がはっきりとした物語を有していると明言する一方で、Capyはこの世界と経験がその解釈に対してオープンであることを望んでいると語り、これを実現する方法が人々に多くを語らないことだと説明。プレイヤーとコミュニティが共に様々な秘密の上に成り立つ本作の物語を縫い合わせ解明することを望んでいると強調している。氏は、こういった取り組みが成功した素晴らしい例として“Fez”を挙げている。
- 既に導入が明言されているマルチプレイヤー要素については、今回も具体的な言及は行われていない。氏はマルチプレイヤー要素が幾つかのアイデアを含め調査が進められている段階であることから、詳細は話せないとしつつ、クレイジーなアイデアを用意していると強調している。
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