先日、“No Gum Needed”と題したティザーサイトを再オープンし、Gearboxとの間に生じている「Duke Nukem」商標の問題に直面するなか、“Duke Nukem: Mass Destruction”の計画を再始動させたと見られているInterceptor Entertainmentですが、新たにInterceptorのボスFrederik Schreiber氏がティザーサイトと新作の取り組みについてEurogamerの確認に応じ、現在の状況とGearboxに対する姿勢を窺わせる興味深い見解を明らかにしました。
なお、今回Frederik Schreiber氏が提示した見解を把握するには、まず前提として前回のティザーサイトと“Duke Nukem”商標、新作と思われる“Duke Nukem: Mass Destruction”に関する経緯を把握する必要があることから、今一度改めて経緯をご紹介しておきます。
まず、今回GearboxとApogee Software, Ltd間で裁判沙汰となっている“Duke Nukem”商標の不正利用は、前述した“Duke Nukem: Mass Destruction”の開発に絡むもので、既に3D RealmsのボスScott Miller氏とGeorge Broussard氏が署名入りで利用が事実だと認める声明を発表していますが、その後InterceptorがApogee Software, Ltd(3D Realms)を買収したことに伴い、事実上GearboxとInterceptor間の問題へとシフトしました。
また、“Duke Nukem: Mass Destruction”と呼ばれるタイトルは(極論ながら)まだ発表を含め公式には存在しておらず、あくまで今年2月に公開されたティザーサイトに掲載されたエイリアンの言語らしき解説文を解析した結果浮上した“一応”憶測に過ぎず、今回改めて再オープンしたティザーサイトも、以前のドメインからリダイレクトされ、同じデザインや構造ながら、これが同じプロジェクトの再始動とは(極論ながら)まだ決定付けられていません。
こういった状況下でEurogamerの確認に応じたFrederik Schreiber氏は、今回オープンしたティザーサイト“No Gum Needed”がスタジオの次回作であることを明言し、「Interceptorが“Duke”関連の何かを公式に発表したことは決してない」と述べ、争点となっている“Duke Nukem: Mass Destruction”そのものがそもそも(公式に)存在しないことを強調しました。
さらに、Gearboxとの状況について言及したSchreiber氏は、法廷闘争に関する新しい情報は無いとしながらも、Interceptorが“Duke”作品を開発しうる明確な法的権利を有していると強調。今後はこの権利のために戦うと発言し、Gearboxとの対決姿勢を明らかにしています。
InterceptorがApogee Software, Ltd(3D Realms)買収により、思わぬ方向に転がり始めた“Duke Nukem”商標問題ですが、ティザーながら具体的なディテールをはっきりと提示した“Mass Destruction”がそもそも存在しないという言い分は流石に無理があると言え、カウントダウンが再スタートした新作がどういった体(あるいは回避)で登場するのか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
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