「4A Games」がマルタ共和国に新スタジオを設立し本社機能を移転、“Metro”新作を含む未発表タイトルの存在も浮上

2014年5月13日 23:21 by katakori
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「4A Games」

東西の歴史的な分裂や数年にわたる政治的な対立により、欧米とロシアを巻き込む緊張した情勢が続いているウクライナですが、新たに“Metro”シリーズで知られる「4A Games」が地中海に浮かぶEU加盟国“マルタ共和国”に新スタジオを設立し、本社機能をキエフからマルタへと移転することが明らかになりました。

これは、本日4Aが発表を行ったもので、本社機能の移転に伴い、スタジオの創設者でクリエイティブディレクターを務めるAndrew Prokhorov氏と最高技術責任者Oles Shishkovstov氏を含むキエフの主要メンバーがマルタへと移り、キエフとマルタの2スタジオ体制でAAA規模の開発をさらに強化するとのこと。

また、新スタジオの設立に伴い、4A Gamesが現在未発表の“Metro”ユニバースに基づく新作の開発を進めているほか、同じく4A Engineを採用した“Metro”シリーズではない未発表プロジェクトに取り組んでいることが判明しています。

ウクライナとロシア、アメリカ、EUの4者協議を含む緊張緩和に向けた動きも進行しつつあるウクライナ情勢ですが、今回の本社機能移転はビジネス的な基盤を不安定なウクライナから安定したEU加盟国へと移すことで、より国際的な舞台での活躍を可能にするもので、新たに事業開発部門のCEOに就任し役員会入りしたDean Sharpe氏は、マルタ共和国がゲーム開発に対して素晴らしいインセンティブを提示したと説明。創設者Andrew Prokhorov氏も今回の新スタジオ設立が4A Gamesの新たな章の始まりを示していると強調し、新しい取り組みに意欲を示しました。

既にウクライナのデベロッパやゲーム関連企業が政情の不安定な国内から、クリミアやキプロス、フランス等を含む西側への移転を最終的な手段として考慮していることが報じられる状況となっていますが、Best Wayや先日大変な時期に“Survarium”ベータの一般開放を行ったVostok Gamesがどういった対策を考慮しているのか、4A Gamesの取り組みと併せて改めてウクライナの情勢に注目が集まるところです。

情報元:4A Games, Polygon

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