9月9日の海外ローンチと9月11日の国内PS版発売がいよいよ3週間後に迫る期待の新作「Destiny」ですが、新たにBungieの開発ディレクターJonty Barnes氏がOXMのインタビューに応じ、2012年にActivisionとBungieの契約書が開示された際に存在が浮上していた“Marathon”の後継作品を含む“Destiny”以外のプロジェクトについて言及。現在Bungieは“Destiny”に開発の全てを集中させており、他の計画は妨げになると強調しました。
今回はJonty Barnes氏が語ったインタビューの概要に加え、GameStopが公開した新たなプロモーション映像、ローンチに向けたコンパニオンアプリの準備、同じくBungieのJonty Barnes氏が語った“Destiny”の目指す方向性など、幾つかの新情報をまとめてご紹介します。
今回OXMが行った“Destiny”以外のプロジェクトに対する質問は、2012年にJason West氏とVince Zampella氏率いる旧Infinity WardとActivisionの間に発生した裁判の資料として開示されたBungieとActivision間の“Destiny”開発に関する契約書の内容が背景にあるもので、2010年4月16日に交わされた契約書(参考:過去記事、余談ながらXboxの時限独占を含む契約内容の一部はその後大幅に変更された)には、Bungieが開発者の5%を“Marathon”後継のプロトタイプ開発に従事させる権利を保有することが明記されていました。
Jonty Barnes氏は、Bungieが独立したスタジオとなった際に、実現し得る能力と才能があったとして、野心的な取り組みを複数進行させる新たなイニシアチブをスタジオの戦術的な決定として掲げた経緯を明かし、コンソール向けの大作シューターと小規模なゲームを並行して進める基盤が確かに存在したものの、最終的には1本のゲームとユニバースに全てを集中させることを選択したと説明。この決定が作品のクオリティを確実なものとするBungieの哲学を継続した結果だと明らかにしています。
同じくGames誌のインタビューに応じたJonty Barnes氏は、Bungieの新たな10年を担う新作のプロジェクトにおけるリスク(※ 実はBungieに新IPを手掛けた経験を持つ開発者は少ない)とスタジオの豊かな才能について言及し、“Destiny”の開発を始めるにあたって今後スタジオが歩む方向を示す言葉として、来る作品をH・G・ウェルズの“宇宙戦争”ではなく、映画“アバター”のような存在にしたいと告げたことを明かし、大きな危険がつきまとうエンターテインメントビジネスにおいて、過去の焼き直しではなく、望んで高いリスクを選んだことをアピールしました。
Jonty Barnes氏は、Activisionも同じくこういった姿勢を評価し、Bungieの才能を支援したと述べ、互いの才能を信じ誕生するDestinyが必ず成功すると強調。さらに、ベータテストの歴史的な成功が開発チームをさらに勇気づけたと語り、ベータテストの成功はBungieがゲームについて愛してやまない要素と世界中のプレイヤーが持つゲームに対する愛情が合致したことを示していると説明。Bungieが重要だと考える要素は、プレイヤーも同様に重要だと考えていると述べ、Bungieが冒したリスクが現在のエキサイティングな状況を生んでいることを示唆しています。
本日IGNが“gamescom 2014”を総括する読者の投票企画“IGN People’s Choice Award 2014”の結果発表(※ 参考)を行い、参加した読者4万2,000人のうち22.3%が「Destiny」に投票し、“Evolve”や“The Witcher 3: Wild Hunt”といった強豪を抑え見事勝者となったことが明らかになりました。
Very soon, the Destiny Companion will be wiped clean of all evidence of Beta Guardians. Grab your last screenshot! pic.twitter.com/qP1UneeiMc
— Bungie (@Bungie) 2014, 8月 20
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