昨晩、目を見張るようなクオリティの15分に及ぶプレイ映像をご紹介した「The Witcher 3: Wild Hunt」ですが、新たに海外大手メディアのハンズオンプレビューが予告通り一斉に解禁され、チュートリアルを兼ねた冒頭のシーケンスや主な舞台となるSkellige諸島の探索、様々な改善と新要素、インプレッションなど、多数の興味深いディテールが明らかになっています。
今回は、一部ストーリーに絡む強いネタバレを除いた新情報とインプレッション、新たに解禁されたゲームプレイ映像、スクリーンショットをまとめてご紹介します。
- 冒頭には、シリーズをプレイしていない新規ユーザーに対して、最新作のストーリー的な背景と導入、主要人物同士の関係といった要素を紹介しつつ、操作周りの基礎を学ぶことが出来るチュートリアル的なシーケンスが用意されており、多くのメディアが前作の不親切な導入に比べて大きく改善されたと評価している。
- Batman Arkhamの捜査モードに似たWitcherビジョンは、使用時に都度ボタンを押して発動する方式から、ボタンをホールドした状態で継続して有効化できるよう改善された。
- デモのプレイ全体を通じて、プレイヤー自身がWitcherであるように感じさせる十分な演出や要素が感じられた。その例として、モンスター退治の依頼やターゲットとなるモンスターの足跡を追う追跡、モンスターの弱点を調べる学習、弱点を正しく攻めるためのポーション作成、トラップの作成、子供達から“フリーク”とからかわれる描写といった要素が挙げられている。また、元来モンスターハンターであるWitcherのためのサイドクエストが多く用意されている。
- Batman Arkham的な戦闘が大きく改善され、直感的な戦いが可能となっている。アニメーションも大きく改善されているが、戦闘の距離感やタイミングは一部把握しづらい箇所が残されている様子で、カウンターのタイミングが掴めなかったことなどが挙げられているが、同時に十分なプレイ時間を重ねていない点も挙げられている。なお、戦闘の難易度はGriffinを退治するサイドクエストのボス戦を含め、一部まだ難しいと感じられる箇所が見られるとのこと。メディアによっては達成感が得られるボス戦だったとの見解も見られる。
- ゲラルトを含め、全てのNPCに髪がリアルになびく物理演算とビジュアルが適用されていた。
- CDPRは今回のハンズオンイベントにおいて、シリーズをプレイしていない新規ユーザーを歓迎すると強調しているが、登場人物の多さや神話的な背景を含め、理解と導入に対するハードルがやや高いと感じられたことが挙げられている。なお、CDPRはシリーズの初期タイトルがポーランドの国内に存在する非常にハードコアなPCゲーマーを対象にした作品だった経緯を明らかにした上で、シリーズとスタジオの成長に併せて、シリーズの聴衆も共に拡張させたいと強調している。
- 前作の冒頭は、多くの名前やロケーションイベント、勢力を最小の文脈で表し、初代を完了していないプレイヤーには理解できない要素が存在したが、“The Witcher 3: Wild Hunt”は、ゲラルトやシリ、勢力間の軋轢、敵対する勢力など、早い段階で物語の中心を構成する要素や人物、勢力が明確にレイアウトされた状態で開始されることから、以前のようにストーリー面で混乱するケースはほとんど見られなかった。
- ハンズオンデモのビルドには、多数のサイドクエストが実装されており、街に暮らすドワーフの隣人とのいざこざから、奇妙なフライパンの盗難事件、政治的な問題を扱うミッション、モンスターハンティングに至るまで、バリエーション豊かなクエストが存在していた。また、これらのサイドクエストには常に複数の解決方法が存在し、人物や歴史的な事象に関するバックストーリーを持ち、それぞれが十分な動機付けを持っていることが強調されている。
- “The Witcher 3: Wild Hunt”の戦闘に難易度が高い箇所が見られたとの話題が出たが、本作には難易度選択が用意されており、多くの時間が確保できずストーリーのみを楽しみたいといったプレイヤーのために、イージーモードが用意されている。CDPのCEO Marcin Iwinski氏は、3人の子供を持ち、週に確保できるゲームのプレイ時間が約5時間程度であることを挙げ、自身がイージーモードを必要としていたことを明かしており、特にコアストーリーを困難にしすぎないことを心がけたと説明。前作のオープニングがこういった観点から失敗だったと振り返っている。
- ハンズオンデモ中に幾つか本作の特徴でもあるセクシーなシーンの存在が確認されている。
- “The Witcher 3: Wild Hunt”のゲラルトは、オープンワールドの散策中に馬を呼び出し乗ることが出来る。馬は“Roach”と呼ばれていた。
- “The Witcher 3: Wild Hunt”のスキルツリーは、3種の主要な専門分野、“剣術”と“アルケミー”、“Signs”に分類され、やや小規模な4番目のカテゴリとして一般的なスキルが用意されている。
- 戦闘時に使用可能な武器として、新たにクロスボウが導入された。
- CDPRはシリについて、世界を救うことができるただ1人の人間だと説明している。
- 戦闘のフローがスムースに改善され、近接攻撃とクロスボウ、魔法の使用、ポーションの利用が流動的でレスポンシブだった。
- “The Witcher 3: Wild Hunt”に登場するダンジョンは全て手作業で構築されている。
- Witcher世界には、魔法に対する潜在的な嫌悪感が存在しており、トリスがこういった偏見に対する対応を迫られる状況にある。
- “The Witcher 3: Wild Hunt”には36を超えるエンディングが用意されており、PC版においては前作のセーブデータが自動的に転送される。また、異なるプラットフォームでプレイしたユーザー向けに、過去の流れと選択を入力するシーケンスが本編の冒頭に用意されている。
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