昨晩、Game Informer誌最新号の表紙を飾り、遂に正式なアナウンスを迎えた人気シリーズ最新作「Deus Ex: Mankind Divided」ですが、今朝方予定通りGI誌デジタル版の最新号が発売を迎え、満を持して登場する続編の具体的なディテールや改善点が多数明らかになっています。
■ Game Informer誌最新号から判明した“Deus Ex: Mankind Divided”のディテールまとめ
- “Deus Ex: Mankind Divided”の対応プラットフォームはPS4とXbox One、PC。開発は前作に引き続きEidos Montrealが担当しており、発売時期は未定。
- 4月8日PDT午前9時/EDT正午/BST午後5時/CEST午後6時にTwitchにて新たな映像がお披露目予定。(日本時間の本日深夜、4月9日午前1時)また、このお披露目予告を以て、スクウェア・エニックスの新プロジェクト“CKP”(CantKillProgress)が“Deus Ex: Mankind Divided”を指すものだったことが確定している。
- “Deus Ex: Mankind Divided”は、前作“Deus Ex: Human Revolution”のエンディングから2年が経過した2029年の物語を描く直接的な続編で、再びAdam Jensenが主人公を務める。詳細は伏せるが、前作のエンディングと今作の結びつきに関する言及は避けられているものの、Eidosは異なるパートと新作の背景を繋ぐ方法に取り組んでいるとのこと。なお、本作はAdam Jensenの“贖い”を描くことが記されており、彼が前作で世界を救うことに失敗したことが明言されている。
- “Deus Ex: Mankind Divided”は、前作と同様に一人称視点のゲームプレイと三人称視点のカバーアクションを特色とし、ステルスアクションからアグレッシブな銃撃戦まで、柔軟なプレイスタイルが楽しめるシングルプレイヤータイトルとなっている。余談ながら、マルチプレイヤーに関する言及は一切行われていない。また、MMO作品の開発も予定されていないとのこと。
- 前作の終了後、Adam Jensenは新たに“Task Force 29”と呼ばれるインターポールの新部署に所属している。“Task Force 29”は政府の支援を受けた特別部隊で、対オーグメントテロリスト戦を専門とする。また、“Task Force 29”はハッカーや活動家、スパイと密接な関係を持つ別の特殊部隊“Juggernaut Collective”と協力関係にあるが、Adam Jensenはこのどちらも十分に信頼できない状況にある。
- 前作で問題となり、“Director’s Cut”にて改善されたボス戦は、今作もDirector’s Cutと同様に様々な戦闘スタイルでアプローチ可能となっている。
- Adam Jensenをサポートする新たなVTOLのパイロットとして黒人の男性キャラクター“Elias Chikane”の登場が確認された。
- “Task Force 29”の任務でAdam Jensenが赴く新たな舞台として、プラハのUtulek Station近辺が登場する。この新エリアは“Golem City”と呼ばれ、九龍城をモチーフにデザインされたオーグメント使用者のゲットーとなっており、ユニット型の仮設住宅が狭いエリアに高く積み上げられている。
- “Golem City”では、オーグメントグループのリーダーを追跡するミッションが描かれるが、前作と同様に様々なアプローチとスタイルで多面的な事態の解決を図ることが可能となっている。また、この過程でメインミッションと密接な関係を持つサイドミッションの存在が確認され、以前よりも有機的で意味のあるサイドミッションの導入を進めていることが明かされている。開発チームは、サイドミッションが作品の主要なテーマをより深く掘り下げる手段の1つと考えているとのこと。
- 敵のAIがより知的に強化され、グループで行動し、暗闇に怪しい何かを発見した際には味方の支援を呼び周辺を調査することが記されている。また、新たに女性の敵が登場することが確認された。
- 一方で、Adam Jensenが使用可能なオーグメンテーションの数は2倍近くに増加しており、お馴染みのものに加え、いくつか新しい要素が確認されている。
- Tesla:スタンガンに似た効果を持つ小型の針を拳から射出し、敵をタグ付けした上で音もなく無力化できる。アップグレードによって、1度に4人の敵に使用可能となる。
- C.A.S.I.E.:対象の行動を分析し精神状態を知ることができるオーグメンテーション。
- Mark-And-Track System:敵をタグ付けし視覚化する追跡システム。GIの報告によると、これは“Far Cry 4”に似たシステムで、敵がポケットに所持しているものまで判別可能とのこと。
- Smart Vision:“Batman Arkham”の捜査モードに似た調査用ビジョン。壁の向こう側まで透視可能だが、使用時にエネルギーを消費する。
- Titan Shield:ナノ技術を用いたボディアーマー。
- PEPS Gun:Adam Jensenの腕から展開し、強い衝撃で敵を昏倒させる被殺傷系の武器。
- Nano Blade:前作と同じくAdam Jensenの腕から伸びる近接武器。新たにブレード部分をボウガンのように射出する遠距離攻撃が可能となっている。
- Icarus Landing System:前作と同じく落下ダメージを無効化するオーグメンテーション。新たなアップグレードとして水平方向へのダッシュが可能となった。
- これらのオーグメンテーションはD-padに割り当て可能となり、任意に使用を中止しエネルギーの消費を自らコントロール可能となっている。また、“Mankind Divided”においては、限定的だったエネルギーのリチャージがより容易となるよう改善されるとのこと。
- 新たなオーグメンテーションとして、“Watch Dogs”のように離れた場所からタレットやコンピューターをハッキング可能にする能力や、煙幕の中でも敵を捕捉できるX-rayビジョンといった能力が導入される予定。
- 今回は、敵もオーグメント能力や多彩な武器を使用し、一部の敵がハイジャンプを持つことが記されているほか、強化外骨格やメックスーツをまとった敵の登場が確認されている。
- 新たに環境要素を利用した戦闘用のインタラクションが導入される。
- 武器のカスタマイズが大きく強化され、戦闘中であっても弾薬タイプや射撃パターン、スコープといった要素が変更可能となっている。
- Eidos Montrealの開発チームは、“Deus Ex: Mankind Divided”の開発において、オリジナルの“Deus Ex”に描かれた過去が真実だったかどうかについて、綿密な調査を進めているとのこと。
Come see the future of Deus Ex, tomorrow at 09:00PT/12:00ET/18:00CEST on http://t.co/cyr5xIE3fm. #CantKillProgress pic.twitter.com/bJS5Gf2gUu
— Deus Ex (@DeusEx) 2015, 4月 7
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