ユートピアを謳う未来都市“ADVENT”のティザー展開を経て、Windows/Mac/Linux専用の新作としてアナウンスされたリブート後のシリーズ最新作「XCOM 2」ですが、新たにFiraxisがIGN First特集の一環としてPC向けに特化した展開の主な要因や、それによって可能となった来る最新作の具体的なディテールを明らかにしました。
余談ながら、2012年10月上旬のローンチからおよそ2年半の月日が経過した“XCOM: Enemy Unknown”のPC版は、コミュニティの活動を含め現在も根強い人気を誇っており、本日時点のSteam統計におけるアクティビティはピークで1万人を超え、新作のアナウンスに併せてセールが行われた“Fallout 3”やお馴染み“Payday 2”、“H1Z1”に近いプレイヤーベースを維持しています。
- “XCOM 2”のPC特化について語ったJake Solomon氏は、“Enemy Unknown”の開発終了後に描いた続編の構想と達成すべき要件に高精細なキャラクターと環境、より良い外観の破壊表現、物理ベースレンダリング、マップのプロシージャル生成といった要素が含まれていたことを挙げ、これらを実現するためにはスタジオの専門知識を総動員する必要があったと説明。そして、Firaxisの専門知識がPC分野であることを改めて強調し、PCこそがFiraxisのホームであり、快適に感じられる場所であることをアピールしている。
- “XCOM 2”は、Firaxisが独自に広範囲なカスタマイズを加えた改造版“Unreal Engine 3.5”を採用してしている。
- PC向けに特化することで、パッド対応を排し、キーボードとマウスに適したUIへの刷新が可能となった。これに伴い以前のUI要素の移動やグルーピングが進められているほか、PCユーザー向けにより小さなテキストを採用することで、より多くの戦術的情報を提示可能となる。(※ 前作はTVでプレイするコンソールユーザーを想定し読みやすい大きなフォントが必要だった)
- これに伴い、ローンチ時の“XCOM 2”はゲームパッドに対応せず、ローンチ後に対応を検討する予定となっている。
- なお、Jake Solomon氏は“XCOM 2”のPS4とXbox One対応が恐らく技術的に可能だと語っており、PC特化がコンソール対応を除外するものではないと説明。コンソール対応については具体的な検討もまだ行われていないと前置きした上で、一先ず現状の体制でFiraxisが“XCOM 2”のマルチプラットフォーム対応を果たすことは無理だと明らかにしている。
- また、PC向けに特化する最大の要因の1つとして、MOD対応が挙げられており、“XCOM 2”に“Civilization”シリーズに似た長期的なリプレイ性やゲームプレイをコミュニティに提示することがFiraxisの狙いであることが強調されている。
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