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先月初めに最終ボスの実装を含む過去最大規模の大型アップデート1.3が配信されたPC版「Terraria」ですが、来る続編“Terraria 2”やスピンアウト“Terraria: Otherworld”といった新作の動向に注目が集まるなか、シリーズの開発を率いるRe-Logicのボス“Redigit”ことAndrew Spinks氏がPC Gamerのインタビューに応じ、“Terraria”のアップデートを今後も継続するだけでなく、最終的にMOD対応の実現を視野に入れた検討を進めていることを明らかにしました。

また、Andrew Spinks氏は1.3アップデートが自ら開発を手掛ける最後のアップデートであることを明言したうえで、“Terraria 2”ではない別の新プロジェクトを始動させたいと説明しており、幾つか興味深いディテールを提示しています。

• “Terraria”の驚く程長期的なサポートに言及したAndrew Spinks氏は、製品版の1.0ローンチ以来、本作に2,827種のアイテムや490種のクリーチャーをはじめとする新コンテンツと機能、メカニクスが導入されたと説明。氏は開発をようやく終えたと考える（※ 実際に何度か明言している）たびに、再び新要素の追加に取り組ませるインスピレーションを得てきたと語り、コミュニティがこれに大きく貢献し、Re-Logicもまたコミュニティに好意で報いる必要を感じていたと説明。1人のゲーマーとして有料DLCが楽しいと感じたことは1度もないと語り、一連の継続的なアップデートを有料で提供する考えは全くなかったと明らかにしている。
• 1.3の最終ボス導入により、ゲーム自体のプログレッションは終わりとなるが、ゲームの更新自体は今後も継続して行われる。既に新しいメカニクスやバイオームに関するアイデアが存在するとのこと。
• ただし、Andrew Spinks氏が自ら開発を手掛けるアップデートは1.3が一先ず最後となり、今後は開発チームが小規模で以前よりも頻繁なアップデートの継続を予定している。今のところアップデートの頻度については未決定で、追加する要素の内容に依存するとしながらも、氏は1～3ヶ月程度を目安として提示している。
• “Terraria”は今後もアップデートと拡張が継続されるが、氏はこのアップデートが終了するまでにMODサポートやクリエイティブモードの可能性を検討したいと説明。コミュニティがゲームを存続させるMOD対応は、“Terraria”の最終アップデートにふさわしい最善の要素だろうとの見解を示している。
• 1.3アップデートの開発を終えたAndrew Spinks氏は、今後“Terraria 2”ではない別の新プロジェクトに取り組みたいと説明しており、既に“Terraria 2”に関する多くのアイデアと計画が存在しているものの、登場ははるかに先だろうと語っている。
• この新プロジェクトに関する詳細は不明ながら、氏はMODサポートを含むモジュール型のゲームを作り上げたいと説明している。
• 続編“Terraria 2”とスピンアウト“Terraria: Otherworld”に言及した氏は、Engine Softwareと共同開発を進める“Terraria: Otherworld”がTerrariaの新しい側面（※ ストーリードリブンな展開とRPG/ストラテジー要素の導入が既に報じられている）を提示する一方で、続編“Terraria 2”は従来の要素をさらに拡張する方向性の作品であることを明らかにしている。