UPDATE:10月23日0:15
これまで、1億5,920万ドル(約190億円)規模でUbisoftの株式を6.6%取得したと報じられていたVivendiですが、先ほどVivendiがUbisoftとGameloftの株式取得に関するプレスリリースを発行し、現在の取得が2億4,400万ユーロ(約328億円)を投じた1,160万株に及び、なんと10.39%の株式を占有する状況となっていることが明らかになりました。
またVivendiは、今回の取得が単独の取り組みであることを明言しており、UbisoftとGameloftの何れともシェアや議決権に関する販売協定を結んでいないことを明らかにしています。
先日、かつてActivisionとBlizzardを合併させ傘下においたフランスのコングロマリット“Vivendi”が1億5,920万ドル(約190億円)規模で「Ubisoft」の株式を取得し、6.6%を所有する少数株主となった話題をご紹介しましたが、新たにUbisoftのCEO Yves Guillemot氏が今回の買収に関するスタジオ内部の懸念を払拭する声明を通知し、Vivendiによる株式取得が好ましいものではないとして、独立性を保つ戦いに臨むと語ったことが明らかになりました。
これは、Ubisoft内部のメールを入手したGamesIndustryが報告したもので、Yves Guillemot氏はVivendiが昨今アグレッシブにエンタテインメント分野の買収を進めている状況を挙げた上で、今回の株式取得がそもそも望んだものではなく、歓迎される類いの取得ではないと断言。
Ubisoftの目標は常に独立を保つことにあったとして、この独立性こそが30年に及ぶリスクを伴う革新や世界中のファンから愛されるフランチャイズの誕生、今日までの成長を支えた要因だったことを挙げ、今回の状況はこのままにしておくべきではないと語り、独立を保つための戦いに望むと強い態度を示しています。
さらに、Yves Guillemot氏は買収の危険性について言及しており、ビデオゲーム産業の専門知識を理解しない、或いはビデオゲーム分野において成功する必要をもたない人々によって管理される恐れがあると明らかにしています。
余談ながら、VivendiはかつてActivision Blizzardの株式を68%占有していたものの、Vivendiの経営不振や取り組みに懸念を抱くActivision BlizzardとBobby Kotick氏がおよそ82億ドル(9,800億円)規模で6億株を自ら買い戻し、2013年7月下旬に独立を果たしていました。
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