昨年12月に部門別のノミネート作品がアナウンスされた2017年英脚本家組合賞(Writers’ Guild Awards 2017)ですが、昨日イギリスで本アワードの授賞式が執り行われ、ツイン・ピークスやファーゴにインスパイアされたVariable Stateの独創的なアドベンチャー「Virginia」がビデオゲーム脚本賞を受賞したことが明らかになりました。
これは、FIFAシリーズ初のストーリーキャンペーンモード“FIFA 17: The Journey”と、愛と喪失に関するエモーショナルなストーリーを描いたSassybotの“Fragments of Him”を抑え、“Virginia”が受賞を果たしたもので、主人公Anneを含むすべての登場人物が一言も言葉を発さない非常に難解な本作が、饒舌な多くの作品を抑え脚本賞を獲得したことは非常に興味深い功績だと言えるのではないでしょうか。
PS4とXbox One、PC向けの“Virginia”は、バージニア州のキングダムで行方不明となった少年ルーカス・フェアファックスの行方を追う新人FBIエージェントの物語を描く一人称視点のアドベンチャー作品で、人気ドラマ“ツイン・ピークス”や“ファーゴ”、“トゥルー・ディテクティブ”といった作品にインスパイアされたフィルム・ノワール調のストーリーや映画的手法、まるで絵画のような美しいビジュアルを特色としており、リンチ作品を思わせる独創的な構成が話題となっていました。
なお、“Virginia”は3月1日に授賞式が行われるIGF 2017においても、ナラティブ部門を含む4部門にノミネートされており、こちらの発表にも期待が掛かるところです。
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