度重なる延期を経て、2017年4月25日にローンチを果たした「Sniper Ghost Warrior 3」のビジネス的な失敗について、先日CI Gamesが開発規模の縮小とAAAタイトル開発に対するアプローチの変更を明言。その後、この状況について今年6月に同社を再び退社した“Lords of the Fallen”の父Tomasz Gop氏が2度目の退社に言及し、今回の退社がCI Games内部の開発規模縮小に伴う解雇だったと語ったことで、2014年末にアナウンスされた続編「Lords of the Fallen 2」がキャンセルされたのではないかと噂される状況となっていました。
こういった背景から、“Sniper Ghost Warrior”シリーズを含むCI Gamesの動向と、発表以来続報が途絶えている“Lords of the Fallen 2”の現状に注目が集まるなか、新たにCI GamesのボスMarek Tyminski氏がEurogamerのインタビューに応じ、“Lords of the Fallen 2”の計画を現在も進めていると明かし話題となっています。
2015年7月に一度CI Gamesを退社したものの、その後2016年3月に再びCI Gamesへと復帰し、改めて“Lords of the Fallen 2”に取り組んでいたTomasz Gop氏によると、およそ2年に渡って続編の開発に注力したものの、計画はコンセプト/ビジョンステージにさえ至ることなく、ゲームを生み出す状況になかったとのこと。加えて、氏は“Sniper Ghost Warrior 3”を優先したことが、“Lords of the Fallen 2”の停滞に繋がったと説明していました。
一方で、Eurogamerのインタビューに応じたCI GamesのボスMarek Tyminski氏は、前述したAAAビジネスからの撤退が、大がかりなリリースとタイトルのスケールよりも、スタジオの規模にマッチした商品開発に対する品質へのさらなる注力を意味するとアピール。このアプローチは“Lords of the Fallen”の続編についても同様だと述べ、続編を素晴らしい作品にするために開発を真剣に進めていると断言し、懸念される続編のキャンセルが事実ではないと明らかにしています。
また、Marek Tyminski氏は“Lords of the Fallen”続編に取り組む非常に小規模な内部チームが存在することを挙げ、初代の開発を担当したDeck 13に代わるパートナーを既に見つけており、続編で行いたい事もほぼ明白だと説明。“Lords of the Fallen 2”の登場が2~3年先になることはないだろうと伝えています。
前述したAAAタイトル開発に対するアプローチの変更と、かつてメジャータイトルの年刊リリースを掲げた開発サイクルの見直しに伴い、既に今年のタイトルリリースを見送ることが決定しているCI Gamesですが、2018年はオープンワールド要素を持たないタクティカルシューターのリリースを予定しており、“Lords of the Fallen 2”がどういったスケジュールで登場するのか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
余談ながら、かつて“The Witcher 2: Assassins of Kings”のプロデューサーとして活躍し、“Lords of the Fallen”の父として知られるTomasz Gop氏は、2度のCI Games退社を経て、現在はHatredやIS Defenseで大きな論争を生んだDestructive Creationsのプロデューサーに就任しており、中世テーマのバイキングRTS“Ancestors”(参考:過去記事)の開発に参加したことが判明しています。
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