先日、4年を超える開発と3年に及んだEarly Access運用を経て、遂に製品版ローンチを果たし、非常に高い評価を獲得している独創的な見下ろし型2Dサバイバルホラー「Darkwood」ですが、販売の大きな成功も報じられ、見事なデビューを果たしたスタジオと若き開発者3人の今後に注目が集まるなか、なんと本作の開発を手掛けたAcid Wizard Studioが、安全な海賊版“Darkwood”(hotfix適用済みの最新ビルド)をリリースし大きな話題となっています。
これは、Acid Wizard Studioが“Darkwood”に興味を持つゲーマーに対して、近年様々な問題やトラブルを起こしている製品キーの再販業者を利用しないよう呼びかけ、海賊版のリリースに踏み切ったもので、リセラーについて興味深い見解を提示しています。
Acid Wizard Studioの報告によると、今回の海賊版は“お金を持ちあわせていないがゲームをプレイしたい”ファンに向けてリリースしたもので、海賊版が利用者を特定したり、キャラクターに海賊の帽子をかぶせるような小細工のない完全なDRMフリーのクライアントであることを明言した上で、“Darkwood”を気に入り、Acid Wizardにゲームを作り続けて欲しいと考える場合は、SteamもしくはGOG、Humble Storeでの製品版購入を検討してほしいと説明。再販業者の利用は、ゲーム産業の血をすするガン細胞に養分を与えるような行為だとして、決してリセラーからキーを購入しないよう伝えています。
この決断と実行に至る背景に言及したAcid Wizard Studioは、7月16日の製品版ローンチ以来、Youtuberやブロガーだと主張する人物からレビュー用の製品キーを求めるメールが山のように寄せられていると報告。実際のところ、こういった手合いは件の再販業者でキーを販売するセラーであり、「正直なところ、うんざりしている」と語ったAcid Wizardは、こういった悪習が本当にお金を持たない人たちに対するプレゼントやキーの送付を困難にしていると強調。本作の払い戻し要請に“親に負担を掛けられない”と記されたメッセージを見つけた際に、海賊版のリリースを決断したと報告しています。
余談ながら、“Darkwood”の製品版は、僅か1週間で3年間のEarly Access運用期間中に売り上げた規模の半分に及ぶ販売に成功しており、現状を報告したAcid Wizard Studioは、ローンチ後の忙しさが落ち着けば、(大学時代にゲームデザインの経験を全く持たない友人3人が計画を始動し、後ろ盾もなく仕事を辞め“Darkwood”の開発に没頭してきた)スタジオの将来について考えたいと伝えていました。
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