先だって、強力なスターカードや装備品の入手に絡むルートクレート問題の具体的な改善がアナウンスされた「Star Wars Battlefront II」ですが、新たにEA/Origin Access向けの先行トライアルが解禁された製品版のアンロックシステムが判明し、最大で40時間ほど掛かると予想されるヒーローの解除に関する仕様が紛糾する事態となっています。
これは、ヒーローの解除に必要なインゲームクレジットが、マッチのプレイ時間に基づいて得られるシステムを採用したことにより、それぞれ2万/4万/6万クレジットが必要となるヒーローの解除に、膨大なプレイ時間を要する仕様が問題となっているもので、現段階における1分間当たりの平均取得クレジットを考慮すると、最も高価な6万クレジットのヒーローを獲得するには40時間近いプレイが必要ではないかと見積もられています。(※ さらに、スターカードや外観アイテムを含む各種クレートの購入にもクレジットが必要となる)
実際は、マイルストーンと呼ばれる多数のチャレンジが存在し、全チャレンジを完了することで、3万2,000強のクレジットが得られるほか、デイリーログインクレートからクレジットが得られる場合があることから、取得に必要な時間を僅かに短縮することは可能ですが、アンロックが必要なヒーローは7体(※ 2万が3体、4万が2体、6万が2体、計26万クレジット分)存在しており、何れにしろ現行の仕様ではヒーローの取得に膨大なプレイ時間が必要となることは間違いありません。(ただし、ボバ・フェットやボスク、レイ、カイロ・レンといった8体のヒーローと8隻のヒーローシップは最初から使用可能)
そんな中、EAとDICEがそれぞれ今回のプログレッション問題に言及し、フィードバックに基づくさらなる調整と改善を進めると語り話題となっています。
DICEの報告によると、今回問題視されている各種コストは、ベータテストのデータに基づき決定されたもので、クレジットの獲得レートとヒーローのコストを今後継続的に評価し調整すると説明。また、獲得クレジットにはマッチ中のパフォーマンスが影響すると説明しています。
一方、EAのコミュニティマネジャーは、有料クレジットであるクリスタルで購入できないヒーローのアンロックが、達成時に自尊心と達成感が得られるよう意図したものだったと説明。コミュニティにおける議論と対話に耳を傾け、報酬に意義を見いだせるようゲームとプレイヤーにとって最適な選択を提供できるよう取り組みを進めているとアピールしました。
先だって問題となったP2Wを回避しつつ、プレイヤーベースの維持に十分なプログレッションを用意したいEA/DICE側と、80ドルのフルタイトルを購入したにもかかわらず、人気のヒーローがロックされたと感じるユーザー側の認識に大きな剥離が生じている今回の問題ですが、その背景にはルートクレートから続く経緯も少なからず影響しており、まもなく正式ローンチを果たす期待作にEAがどういった落としどころを用意するか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。
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