今年3月にSteam Early AccessとXbox Game Preview向けの販売が開始され、高い評価を獲得しているScavengers Studioのバトルロイヤル系マルチプレイヤーサバイバル「Darwin Project」ですが、新たに本作のF2P化が正式にアナウンスされ、本日からSteamで無料のPC版がプレイ可能となっています。
クリエイティブディレクターSimon Darveau氏によると、今回のF2P化は新しいプレイヤーを呼び込むことによって、人口の少ないサーバで生じていたマッチメイキングの長い待ち時間や困難さを改善し、全てのプレイヤーが“Darwin Project”を十分に楽しめるユーザーベースの維持を図るためのもので、既存の購入者には2種のレジェンダリセットと3つのレジェンダリ斧、3つのレジェンダリ弓、ジャンプスーツコレクション、5つのFan Giftを同梱する“Founder’s Pack”が4月24日に配信されるとのこと。
また、近くXbox One版に関する続報がアナウンスされる予定となっています。
氷河期の到来によって文明の崩壊が迫る世界が舞台となる“The Darwin Project”は、カナダのロッキー山脈で生死を賭けて繰り広げられるプレイヤー達の戦いを娯楽として放送するリアリティショーと、これを利用した実験的な科学プロジェクト“Darwin Project”をテーマに描くバトルロイヤル系のサバイバルシューターで、徐々に制限されるプレイフィールドやクラフトシステム、ドローンや飛行、ヒートビジョン、エネルギーシールドといったSci-Fi系のプレイヤースキル、リアリティショーの監督としてゲームの進行に直接関与できるキャスターモードなど、数々の野心的な要素を特色としています。
なお、本作の開発を手掛けるScavengers Studioは、ケベックで活動する新スタジオで、共同設立者兼クリエイティブディレクターとして新作の開発を率いるSimon Darveau氏は、Assassin’s Creed 2からUnityまで、数々のAssassin’s Creedタイトル開発に寄与したベテランとして知られており、UbisoftやEidosで活躍したベテラン開発者が参加しているほか、カナダ政府の研究開発ファンドから100万ドルの資金を調達したことが報じられていました。
アーケードスタイルのサードパーソンバトルゲーム。その戦闘システムにおいて、メインの武器は斧と弓というのだから、なかなかに「原始」的だ。しかしテレポーテーションやエネルギーシールドといった未来的な能力をもプレイヤーは操ることができる。そして独自の彩りを加える存在が「ショーディレクター」だ。つまりはこのショーを運営する立場のプレイヤーキャラクター、その権限で戦いに「スパイス」を加えたり調整を行ったりするのだ。
■ バトルロイヤル&サバイバル
「Darwin Project」では、10人のプレイヤーが一斉にバトルロイヤル形式で戦う。舞台は雪に覆われしカナディアンロッキー山脈。プレイヤーはまず寒さを克服しなくてはならない。火を起こし、暖かい服を作るのだ。それから他プレイヤーの痕跡を見つけ、罠を仕掛け、そして実力で仕留める。最後の一人となるまで、プレイヤーたちはその戦闘能力、作成能力、追跡能力、そして個性を存分に駆使しなくてはならない。
■ E-SHOW: ゲームを支配するはショーディレクター
マッチごとに、1人のプレイヤーがショーディレクターの役割を担う。頭上を飛ぶカメラドローンから全体を見渡すことができる。ディレクターのダッシュボードには一連のツールが並んでいる。例えば重力嵐を引き起こす、ゾーンを制限する、アリーナでのプレイヤーの現在地を全体に知らせるマンハントを解き放つといった類のツールだ。これらを使って不利なプレイヤーを一気に有利に持っていったり、殺戮の限りをつくすプレイヤーに「制裁」を与えることができるのだ。
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