先ほど放送されたお披露目ライブ配信にて、第二次世界大戦のど派手な戦闘を描いたゲームプレイトレーラーが公開された「Battlefield V」ですが、今回の放送には最新作の開発を率いるプロデューサーLars Gustavsson氏やAndreas Morell氏、Ryan Mcarthur氏が出演し、最新作の多彩なディテールを伝えたほか、放送に先駆けて行われたメディア向けのプレビューも解禁され、最新作の新情報が多数判明しています。
今回は一先ず、プレミアムパスの廃止に伴うライブサービスの強化やCo-opモードの復活、プログレッションと兵士/武器/ビークルのカスタマイズを包括する“中隊”システム、分隊システムの拡張、陣地構築要素の導入など、お披露目配信とプレビューから明らかになった新情報をまとめてご紹介します。
- 発売スケジュール:通常版は10月19日発売、デラックスエディション購入者向けの早期アクセス解禁は10月16日。また、10月11日にはEA/Origin Accessメンバー向けのトライアルが解禁される。オープンベータテストの実施も決定済みながら、スケジュールについては不明。
- 兵士のプレイスタイルや外観のカスタマイズを包括する“Company”(中隊):新たに“Company”(中隊)と呼ばれる要素が導入され、中隊に属するプレイアブルな複数の兵士の外観や兵科に加え、ビークルや武器の自由なカスタマイズが可能となる。
- 全ての兵士は、性別や人種、顔の特徴、髪型、ウォーペイントなど、自由にカスタマイズ可能。
- 各兵士は、4種の兵科、AssaultとEngineer/Pilot、Support、Medicに分類され、キャラクターの経験を積むことで“Archetypes”(アーキタイプ)と呼ばれる各兵科のサブクラスがアンロック可能となる。
- 今のところ、“Archetypes”(アーキタイプ)の具体的なラインアップは不明ながら、DICEによるとこの進行を通じて対戦車役のような専門的なクラスが作成可能とのこと。また、偵察兵のArchetypesとして、サプレッサー付きのサブマシンガンを装備し、足音を抑える降下兵“Paratrooper”が確認済み
- 全てのマルチプレイヤーゲームは、自身の“Company”(中隊)に所属する兵士の1人としてプレイし、全てのマルチプレイヤーモードとプレイから“Company”と各兵士向けのプログレッションが得られる。
- 各兵士の能力や戦闘に直接関係するアンロック要素は、全てゲームプレイを通じて獲得可能。マイクロトランザクションは外観アイテムのみに制限される。(当然、P2Wなマイクロトランザクションは存在しない)
- ビークルのカスタマイズ用にモータープールと滑走路が導入され、中隊の兵士と同じく詳細なカスタマイズが可能となる。
- (従来の各兵士に属する仕組みではなく)中隊の武器庫として各武器やビークルの取り扱いが可能となることから、兵士達と武器、ビークルのカスタマイズが切り分け可能になる。これにより、同じライフルに2つの性能的に異なるカスタマイズを予め用意しておき、状況に応じてどちらかを持ち出すといったプレイが可能となる。今のところ、単一マッチ中の交換が可能かどうか、詳細は不明。
- 新たなゲームモード:前作と同じく、大戦の知られざる物語にスポットを当てる“大戦の書”(War Stories)が再び登場する。今回も再び世界中が舞台となり、極寒のフィヨルドが戦いの舞台となるノルウェーやフランス北部の田舎、ギリシャ、スカンジナビア半島、廃墟となったロッテルダム、アフリカ北部の砂漠地帯などが登場する。
- 既存のゲームモードとして、ConquestとFrontlines、Domination、Team Deathmatch、Breakthroughが復活を果たす。
- マルチプレイヤー向けの新モードとして、一連のマッチを通じて3日から4日間の戦いを1つのストーリーを描く(オペレーション・キャンペーンに似た)“Grand Operations”(グランド・オペレーション)が導入される。各マッチ(その日)の結果が続くマッチ(翌日)の戦闘に影響を与える(例:初日マッチにおける目標の達成度によって、2日目マッチの保有チケットや利用可能なビークル、弾薬の支給等に変化が生じる)。また、3日目で勝敗が決しない場合、看護兵を除きリスポーン不可の“Final Stand”と呼ばれる4日目のサドンデスが発生する。
- 新たに“Combined Arms”(コンバインド・アームズ)と呼ばれる4人プレイ可能なCo-opモードが復活を果たす。ミッションジェネレーターと呼ばれる動的な目標・ストーリー生成システムが導入される。高難易度モード有り。
- 武器の射撃に関する変更:射撃時におけるランダムな偏差が廃止され、(R6SやBO4と同じく)リコイルがランダムではなくなる。
- ビークル向けの新要素:新たに戦車や戦闘車両で(対空砲や野砲といった)固定兵器を任意の戦略的な地点まで運ぶことを可能にする牽引要素が導入される。
- 任務の拡張:従来の任務(Assignments)システムが刷新され、24時間毎に入れ替わるデイリーな任務が一日当たり最大3つ完了可能となる。この他、達成により長い時間が必要となる“Special Assignments”を4つ受注できる。“Special Assignments”は複数の方法で完了可能になるとのこと。
- 新たな分隊システム:最新作のマルチプレイヤーに参加するプレイヤーは全て分隊に割り当てられ、幾つか大きな変更が導入される。
- マッチ開始時、兵士の弾薬や装備品は従来のように完全な状態では始まらず、分隊メンバーの再補給を計画する必要がある。これには、目標地点に設置された補給ステーションや援護兵による供給、後述の陣地構築要素に含まれる補給ステーションといった手段に加え、キルされた敵からも僅かな弾薬が回収できる。
- ダウンしたプレイヤーは、同じ分隊のメンバーであれば兵科の種類を問わず蘇生可能。看護兵は全てのプレイヤーをフルライフで蘇生・回復可能な唯一の兵科となる。看護兵とその他兵科の蘇生は蘇生時間に差があり、看護兵以外の兵科による蘇生は長時間留まる必要があり高リスクとなる。また、ダウンしたプレイヤーを引きずり移動する機能が実装され、安全なカバーで蘇生を行うことが可能となる。
- ダウン時は、特定のキーを長押しすることで傷口をしっかりと押さえ、周辺に助けを求めることができるほか、周囲に誰も居ない場合には、別のキーで出血を早めることが可能となる。
- リスポーン前に分隊メンバーの行動を肩越しに観戦することが可能となる。リスポーン後は分隊メンバーの後方で復活する。
- 分隊はゲームモードやマッチを超えて維持され、マッチ間やマッチ外だけでなく、ローディング時でもボイス/テキストチャットが可能となる。
- 分隊全員が死亡した場合、10秒のペナルティが課された状態でマップの配置画面に戻される。この際、各分隊メンバーが選択するリスポーン地点が確認できるほか、分隊全員でビークルにリスポーンすることも可能。
- 分隊リーダーには、司令官モードのようなラジオチャット機能が実装される。
- また、目標の防衛や獲得、敵にキルによって固有の分隊ポイントが得られ、(トレーラーにも登場した)V1ロケットや特別なビークル、任意の地点を対象とするスモークグレネードの一斉投擲など、強力な増援の要請が可能となる。今のところこれらの能力のコストやクールダウンに関する詳細は不明。
- プレミアムパスの廃止とライブサービス“Tide of War”の導入:Star Wars Battlefront IIと同じく、従来のプレミアムパスが廃止され、マップや武器といった追加コンテンツは何れも無料で全てのプレイヤーに等しく配布される。また、新コンテンツを継続的に配信する“Tide of War”(タイド・オブ・ウォー)と呼ばれるライブサービスが導入される。
- タイド・オブ・ウォーを通じて、新ビークルや武器、期間限定イベント、ドッグタグ、エンブレム、フェイスペイント、兵士用スキン、武器スキンといったコンテンツが提供される。
- 第1弾のタイド・オブ・ウォーは“Fall of Europe”(欧州の陥落)と呼ばれ、ローンチ後の11月に開幕予定。
- レベル環境の破壊システム:後期シリーズの象徴的な要素の1つであるレベル環境の破壊システムがさらに強化される。建築物を砲撃やビークルの突入によって破壊可能で、戦車の砲弾が建築物を貫通した場合、砲弾の進入箇所や貫通箇所の残骸が現実に近い状態で飛散し、口径によってその結果が異なる。一方、砲弾が建築物内部で爆発した場合には、その残骸が建築物の周辺に飛散し、残骸が兵士を負傷させる可能性がある。また様々な構造物の落下も直下の兵士にとって危険となる。これらは全てスクリプト動作ではなく、建築物やビークルの構造に基づくリアルタイム計算によって発生する。
- 陣地構築要素の導入:新たな要素として、防衛設備の強化や土嚢による壁の作成、カモフラージュ用のネット、固定兵器の設置など、防衛陣地の構築や修復要素“Fortifications”が導入される。これに伴い、全ての兵士に土嚢や塹壕、固定兵器の作成を可能にするツールキットが付与される。今のところ陣地構築の詳細については不明ながら、設備の構築には何らかの資源が必要となるほか、陣地構築が可能な場所は予め決まっており、設備が破壊された場合にこれを知らせるオーディオキューを実装することが判明している。
- アニメーションの改善:新たにプレイヤーの移動や視点移動に応じて体制が変化するRainbow Six Siegeスタイルの伏せ移動が導入される。(これにより、伏せた状態で360度見回す際、腹ばいでくるくると回るような動作がなくなる)
- 三人称視点のモデルに、泥で足を滑らせたり、水面でより高く足を上げ、カバーに激突するなど、地面やオブジェクトの状態によって変化するアニメーションの改善が導入される。
- 一人称視点に対して、供給時に弾薬箱から手でマガジンを掴む様子や、支援を求めた際に投げられた医薬品箱を手で受け止めるなど、よりコンテクスチュアルなアニメーションが実装される。
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