昨日、「EA Motive」のモントリオール本部が始動した新プロジェクトの話題をご紹介しましたが、新たにGame InformerがさらなるJade Raymond女史のインタビューを公開し、Motiveがスタジオ設立当初から開発を進めている新IPについて興味深いディテールが浮上しています。
Motiveの新IPは、EAに長らく不在だった“Assassin’s Creed”や“Grand Theft Auto”的なオープンワールドアクションアドベンチャージャンルへの参入を図るもので、この開発を“Assassin’s Creed”の母であるJade Raymond女史が率いることで大きな話題となっていました。
- 動的なアクションアドベンチャーゲーム:新IPがアクションゲームとなることは既に報じられているが、Jade Raymond女史はMotiveが未来のアクションアドベンチャーゲームを一から構築していると説明。それは活き活きと息づく動的な世界で暮らすアクションアドベンチャーだと語り、Motiveがプレイヤーに驚くべき世界を提供するだけでなく、コンテンツを消費した後も次々と新たなコンテンツを導入し、毎年シリーズの新作を出すようなアプローチではなく、ライブ/サービス的なアプローチで大規模な変更を実現できるゲームの構築を進めているとのこと。
- 殺すだけではないゲーム:Jade Raymond女史は、新IPの開発初期におけるプロトタイピングにおいて、“撃つ”ことと“殺す”こと以外のゲームプレイ要素を概念化するよう絶えず取り組んできたと説明。Jade Raymond女史は、重要な革新は(撃つこと、殺すこととは異なる)他の動詞によってもたらされるべきだと語り、“探索”が大きな目標の1つだと説明。Motiveは共有する価値のある経験と無慈悲な発見を備えた世界の構築を目指しているとのこと。
- フレキシビリティを念頭に置いた開発:FortniteやPlayerUnknown’s Battlegroundsといったブランドの台頭と広範囲な展開に言及したJade Raymond女史は、新IPの開発にあたって伝統的なしきたりを排し、プレイヤー向けの新しい価値について考慮すること、加えて障壁を取り除くことが重要だと説明。新IPがこのアプローチに従うほか、Jade Raymond女史は取り組みの一例として、コントローラーでもタッチパネルでも(つまりコンソールやPC、スマートフォン上で)プレイできることを挙げている。5分或いは2時間の余暇があったとして、コアゲーマーやカジュアルゲーマーに関わらず、コンソールやスマートフォン上のどこでもゲームの一部として何かが楽しめるようなタイトルを目指しているとのこと。
- ソーシャル要素:活気に満ちたライブサービスゲームは、友人と互いの経験を共有可能にし、彼等を取り巻く有機的なコミュニティの構築を可能にしている。Motiveはこういった人々を集わせるプロジェクトの製作を目指している。今やビデオゲームは多種多様な人々に楽しまれる娯楽であり、友人とこれを共にプレイすることが楽しみの1つとなっている。Jade Raymond女史は、これが幾つかのカテゴリで実現されているものの、アクションアドベンチャージャンル向けの答えはまだ見つかっていないと伝えている。
- 新IPは恐らくSci-Fi作品になる:新IPは“Assassin’s Creed”に似た作品になるかとの質問に答えたJade Raymond女史は、具体的な言及を避けた上で、新IPがSci-Fiに通じる要素を持つと示唆している。
- 開発は初期段階にある:Jade Raymond女史によると、新IPの開発にあたって、プロジェクトに参加した初期メンバーの数人が計画を去るなど、既に幾つかの障害を経験しているとのこと。現在の新IPはコンセプト段階にあり、開発者の雇用を継続して進めている。早ければ来年には新IPについてもう少し具体的なディテールを提示したいと伝えている。
- 今のところ、新IPの発売時期は不明で、バンクーバーチームが取り組んでいるスター・ウォーズのオープンワールドアクションアドベンチャー(※ 旧Visceralのプロジェクト“Ragtag”)とどちらが早く発売されるかについても不明なままとなっている。
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