かつてVisceralが手掛けていた未発表の「スター・ウォーズ」新作はEA Motiveが開発中、Jade Raymond女史が現状を報告

2018年6月30日 17:11 by katakori
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「Star Wars」

昨日、Amy Hennig女史がEAの退社を報告し、EA Vancouverが開発を継続していると説明していたプロジェクト“Ragtag”として知られる未発表の「スター・ウォーズ」新作ですが、Visceral閉鎖以降の動向が公に報じられないプロジェクトの動向に注目が集まるなか、“EA Motive”を率いるJade Raymond女史がGame Informerのインタビューに応じ、件のプロジェクトに言及。遂に“EA Motive”がプロジェクト“Ragtag”の開発を継続していることが公に明言されました。

Jade Raymond女史は、“Ragtag”が既にバンクーバーのチームと共同開発が進められている語り(※ EA側が公の場で旧Visceral版スター・ウォーズを“Ragtag”と呼んだもの今回が初めて)、現行のチームには以前の開発に参加していたグループが存在すると説明。コアチームが極めて堅強だと語ったJade Raymond女史は、SkateやSSX、Need For Speedsに携わったEA Black Boxの面々がチームに在籍していると明かし、彼等はバンクーバーでスポーツタイトル以外の開発に携わった人々だと伝えています。(※ これはかつてのEA Vancouver/EA Canadaがスポーツタイトルを専門的に手掛けた経緯から、一部コミュニティでスタジオがスター・ウォーズ/Ragtag開発に適さないのではないかとの懸念を払拭したもの)

Jade Raymond女史によると、EA Motiveには“Sleeping Dogs”や“Prototype”といったオープンワールドタイトルの開発経験を持つスタッフも在籍しており(一部はMotiveの新IPに参加していた)、プロジェクト“Ragtag”の開発チームにはオリジナルチームの面々とMotiveから参加した開発者達が混在しているとのこと。

さらに、Visceral Gamesから引き継いだプロジェクト“Ragtag”の状況に言及したJade Raymond女史は、アートワークだけで3テラバイトに及ぶ膨大かつ素晴らしいアセット、そしてクールなキャラクターが存在しており、計画の再編にあたって方向性の見直し確かに行われたものの、これら全てを存分に活用することが目標の1つであることを伝えています。

余談ながら、Visceral版“スター・ウォーズ”を指すコードネーム“Ragtag”の名称は、同プロジェクトの主人公Dodger Boonが帝国の追跡を逃れるために用いたニックネームで、(再編前のUncharted 4: A Thief’s Endに続いて)Amy Hennig女史と共にVisceral版“スター・ウォーズ”の開発に参加し、共同で脚本を手掛けていた俳優トッド・スタッシュウィックが演じていたことが知られていました。

「Visceral Games」「スター・ウォーズ」
参考:昨年10月に流出したアートワーク、中央の男性がRagtagと呼ばれる主人公Dodger Boon
TVドラマ“12モンキーズ”のディーコン役で広く知られるトッド・スタッシュウィックにそっくり
情報元:Game Informer

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