先日、ロケーションの拡張を目的とするKickstarterキャンペーンがスタートした“The Farm 51”の期待作「Chernobylite」ですが、新たにThe Farm 51が本作の舞台となるチェルノブイリ原発事故の立ち入り禁止区域と、4年前から進めている同地域の入念な3Dスキャンにスポットを当てる第3弾のメイキング映像を公開しました。
また、10万ドルを目標とするKickstarterキャンペーンの調達が6万ドルを突破し、来る新作に関する幾つかの興味深いトリビアが報じられています。
■ The Farm 51が公開した“Chernobylite”の新情報
- 本作の名称である“Chernobylite”は、原発事故によって破損したチェルノブイリ原子力発電所4号炉の炉心溶融物から発見された化合物の名称として知られる。
- 主人公のコスチュームは3Dスキャンを行うため、実際に製作された。衣装には様々な素材が用いられ、ガスマスクは冷戦時代と現代のものが両方登場する。
- 主人公Igorのボイスアクトは、俳優Aleksandr Vilkovが担当。Aleksandr VilkovはMetro 2033とMetro: Last LightのアルチョムやS.T.A.L.K.E.R: Shadow of Chernobylの主人公を演じた人物として知られる。
- (重要人物として登場する女性の目と髪に顕著な)ゲームのキーカラーである緑と黒はチェルノブイリを象徴する色として用いられている。緑はチェルノブイリの語源である薬草から、黒はウクライナ語から。
- プレイヤーと行動を共にするコンパニオンの1人Mikhailは、若い頃に見たジェームズ・ボンドやスティルリッツ(※ ユリアン・セミョーノフの小説“春の十七の瞬間”の主人公) の冒険ものに影響されているが、彼が育ったソ連の貧しい村はテレビの電波が弱かったため、彼が影響を受けて真似る言葉には多くの間違いが含まれている。(例、MikhailはRoger/ラジャーを“Rover”と発音する)
- ゲームに登場する放射線のゲートや人形は、ゲーム用に用意したものではなく、実際にプリピャチで3Dスキャンされたもの。
PCとコンソール向けの新作“Chernobylite”は、チェルノブイリ原発事故から30年が経過したプリピャチを舞台に、原発事故で愛する女性Tatyanaを失った元物理学者の主人公が彼女の痕跡を求め、廃墟となった立ち入り禁止区域を探索する一人称視点のサバイバルホラーで、フォトグラメトリーや3Dスキャンによって再現されたロケーションやノンリニアなストーリー、クラフトや資源管理を含むストーカーとしてのサバイバル要素、それぞれに独自の目的を持つ他のストーカー達との動的な関係、活動拠点の建築やカスタマイズ、アップグレードといった要素を特色としています。
また、The Farm 51は本作の前身であるチェルノブイリVRプロジェクト“CHERNOBYL VR Project”の開発に伴い、4年前からチェルノブイリ原子力発電所の立ち入り禁止区域の綿密な取材や撮影を進めていることが知られていました。
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