先日、LarianがWizards of the Coastの本社でダンジョンズ&ドラゴンズ第5版の制作を率いたMike Mearls氏の魂を奪い、“Baldur’s Gate”のライセンスを無理矢理獲得した経緯を描く愉快な第1弾開発映像がお披露目された人気CRPGシリーズ最新作「Baldur’s Gate 3」ですが、“Throne of Bhaal”からおよそ100年後のフォーゴトン・レルムが舞台となる最新作の続報に大きな期待が掛かるなか、新たにLarianのボスSwen Vincke氏がVG247のインタビューに応じ、最新作の計画が実現した経緯やD&Dに対するアプローチ、DivinityとBaldur’s Gateの違い等に言及。この中で、Swen Vincke氏がBGシリーズの愛すべき人気コンビであるミンスクとブーがD&D第5版の世界に生きていると語り、最新作にあの2人が登場するのではないかと注目を集めています。
これは、愉快なユーモアに満ちた“Divinity”シリーズと“Baldur’s Gate”の作風の違いについて言及したSwen Vincke氏が明らかにしたもので、氏は“Baldur’s Gate 3”が従来の“Divinity”シリーズよりも多少ダークでシリアスな内容になると語り、真剣な話題はちょっとしたユーモアがあればずっと効果的に描けると説明。
第5版の世界にブーやミンスク、Bhaalとその他数人のキャラクターがまだ生き残っていると明かしたSwen Vincke氏は、そこで何が起こるか、それは“Baldur’s Gate 3”をプレイすれば分かると伝えています。
余談ながら、熱心な“Baldur’s Gate”ファンならご存じの通り、ミンスクとブーは第5版のソードコーストで確かに生存しており、ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版のリリースに併せて始動したTyranny of Dragonsに基づくコミックシリーズの主人公として、数人の仲間と共に驚くような大冒険を繰り広げています。
実際のところミンスクとブーは、“Throne of Bhaal”から100年生き長らえていたわけではなく、ある活躍を讃えてバルダーズゲート市内に建てられた2人の銅像に、あるワイルドメイジのワイルドサージが直撃したことで、かつての魂が宿り復活したという設定ですが、実際に100年生き長らえた人物も存在しており、コミックにはあの下劣なコランが市の有力者となり姿を見せています。(※ これまで、Legends of Baldur’s GateとShadows of the Vampire、Frost Giant’s Fury、Evil at Baldur’s Gateからなる全20話が刊行済みのコミックシリーズは楽しい話が多く、衝撃のブー回もありますので、BG好きは要チェックです)
壮大なサーガと呪われた子供達の運命を描く一方で、手の込んだパンタロンネタや鬱陶しいNPC NooberとNeeber、そして我等がミンスクとブーなど、馬鹿馬鹿しい小ネタも少なくなかった旧“Baldur’s Gate”シリーズですが、高品質なRPGを作る力量だけでなく、真面目にふざける技術にも長けたLarianがどんなさじ加減で“Baldur’s Gate”を復活させるのか、今後の続報に改めて大きな期待が掛かるところです。
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