Netflixのハイスコアで紹介され話題となった行方不明のLGBTRPG「ゲイ・ブレード」が発見、Internet Archive経由で入手可能に

2020年8月26日 11:59 by katakori
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「GayBlade」

先日、国内外のNetflixで公開され、Atariの盛衰や任天堂の台頭、現代的なRPGの出自、格闘ゲームの流行とレーティングの誕生、ロメロとカーマックによる“DOOM”の誕生といったビデオゲームの歴史を紐解く本格的な内容が話題となったドキュメンタリー“ハイスコア:ゲーム黄金時代”ですが、本シリーズのエピソード3“ロールプレイング”にて、ゲームそのものが行方不明となり、作者のライアン・ベスト氏が探していると紹介された1991年の風刺的なLGBTテーマのRPG「GayBlade」が遂に見つかり、オリジナルのデータがInternet Archive経由で入手可能となったことが明らかになりました。

“GayBlade”は、ゲイやレズビアンが酷く差別されていた1980年代後半に、LGBT文化の中心だったサンフランシスコで誕生したダンジョンクローラー系のパロディRPGで、ヘイトに対する抗議として金にまみれた牧師やレッドネック、同性愛者を嫌悪する警察官、パット・ブキャナンをぼっこぼこにするパロディがLGBTコミュニティを中心に話題となったものの、作者のライアン・ベスト氏が引っ越しの手違いでソースやマスターコピーを紛失していまい、長年ゲームそのものが行方不明となっていました。

ドキュメンタリーは、“GayBlade”を捜索するコミュニティの協力が本格化し、発見に一縷の光が差しはじめた状況を紹介したところで終わっていましたが、昨年1月にドイツのシュヴルス博物館で開催されたLGBTQゲームの歴史を扱う展示会の閉会直前にオリジナルのファイルが発見され、独Computerspiele MuseumのMatthias Oborski氏がオリジナルファイルのコピーを元にプレイアブルなビルドの復旧に成功。さらに、Internet Archiveの協力を得て、本日遂にプレイアブルなダウンロード版の一般公開に至った経緯が判明しています。

“GayBlade”の配布データは、ソースデータやWindows 3.1版のディスクイメージであるため、プレイには一工夫必要ですが、気になる方はNetflixの素敵なドキュメンタリーと併せてチェックしておいてはいかがでしょうか。

「GayBlade」

情報元及びイメージ:PCGamesN, Internet Archive

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