従来の正気度を置きかえる新たなシステムを含む人気ホラーシリーズ最新作「Amnesia: Rebirth」のディテールが解禁、発売は10月20日

2020年10月5日 12:08 by katakori
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「Amnesia: Rebirth」

先日、初の本格的なゲームプレイがお披露目され、10月20日の発売(国内Steamは21日)がいよいよ目前に迫る期待作「Amnesia: Rebirth」ですが、新たにFrictional GamesのThomas Grip氏がPlayStation.Blogを更新し、最新作に導入される光源や恐怖、失敗と再開周りのシステムに関する非常に興味深いディテールが明らかになりました。

今回の新要素は、何れもオリジナルの“Amnesia: The Dark Descent”や前作“SOMA”の取り組みと洗練を踏まえた恐怖体験に対するFrictionalの新たなアプローチとなっていますので、気になる方は最新作のシステムを確認しておいてはいかがでしょうか。

  • Frictional Gamesのフロントマンでクリエイティブディレクターを務めるThomas Grip氏によると、“Amnesia: Rebirth”はオリジナルの“Amnesia: The Dark Descent”が持っていた雰囲気を可能な限り残した作品にしたいとのこと。氏は、初代から10年を掛けて培ったノウハウを活かし、新鮮な体験を届けたいと説明。ホラーは他のジャンルと比べ、ゲームシステムの考え方が少々異なると語る氏は、楽しさを増やすことよりも、没入感を高める必要があると語り、ドライブゲームが本物の車の運転をシミュレーションするために多くの努力を払うのと同様に、プレイヤーがホラー小説や映画の主人公であることをシミュレートしたいと説明している。
    Frictionalは、エドガー・アラン・ポーやブラム・ストーカー、H・P・ラヴクラフトに代表されるゴシックホラーの再現を試みており、脆弱な主人公が不気味な環境を探索し、あらゆる種類の恐ろしいものに直面する物語をシミュレートする場合、これをサポートするシステムが必要になると伝えている。
  • 光源について:“Amnesia: The Dark Descent”の明かりは、集めた火口箱を使用することで松明や蝋燭に火を灯すことができ、未知の不気味な環境を探索する感覚を得るためには欠かせない要素だったが、1930年代が舞台となる“Amnesia: Rebirth”にはマッチせず、火口箱が使用できないだけでなく、クリックするだけで蝋燭に火が灯るシステムは今では違和感が感じられる。
    これを解消するために、マッチが導入された。マッチは1本で複数の光源に火を灯すことができるほか、マッチ自体が追加の光源として機能し、本作のシステムに新たな利点をもたらしている。
    例:暗いトンネル内部にいる場合、貴重なマッチを使用し、進むべき道を見つけやすくするか、先の光源のために取っておくか選択する必要がある。また、マッチの火は素早く移動すると消えてしまうため、タイミングや状況を見誤らないよう次の一手を慎重に考える必要が生じる。脅威となる足音が近付いてきた場合には、マッチに火を付けクリーチャーと対面することもでき、これによりスクリプトを使用せず、ポー作品のような経験を動的なゲームプレイとして構築可能となる。
  • 正気度システムに変わる新システムについて:オリジナルにおいて、暗闇や特定の場所で正気度が低下し、その後モンスターを引き寄せる仕組みは、ゴシックの伝統である、謎の深部に迫るほど、キャラクターの狂気が増すというアイデアを模倣したものだった。
    Rebirth向けにこれを再び実装する際、システムのみならず、ストーリーに大きく影響を与え、全体をより反応的にするための拡張が行われた。Rebirthでは、主人公タシュが謎の病気にかかってしまい、恐怖が増すほどこの病気の症状が悪化する。これにより、プレイヤーが主人公の恐怖をより気に留める直感的な要因が与えられる。
    これは、まるで醸成するかのようにじりじりと事態が悪化する“SOMA”のデザインを活用したもので、詳細は伏せられているものの、タシュの病気とその悪化は物語の核心に織り込まれており、“SOMA”にて描かれた同様の要素よりもさらにインパクトの強いものにしたいとのこと。
  • 失敗・再開システムについて:“The Dark Descent”は、Penumbraから学んだ教訓(プレイヤーが何度も死亡し、同じセクションを繰り返しプレイすることで恐怖が軽減してしまうこと)を解消すべく、プレイヤーを再スタートさせず、少し前の状態に戻し、環境側を変化させることで繰り返しのフラストレーションを軽減させた。Frictionalはこれについてもさらなる改善の必要性を感じており、新たな解決策として、前述の恐怖システムと紐付けるシステムが実装される。
    今のところ詳細は不明だが、タシュが酷く怯えてしまうと、彼女の病状は悪化の一途を辿り、外見に変化を与えるだけでなく、物語そのものに計り知れない影響を与え、彼女自身だけでなく、彼女が愛する人達の生命までも脅かす事態になるとのこと。
新たに公開された“Amnesia: Rebirth”のゲームプレイお披露目トレーラー

Amnesia: Rebirth

息を止めて。クリーチャーはすぐそこにいる。その唯一の目的は、恐怖心を煽ることだけ。あなたは暗闇にうずくまり、湧き上がる恐怖を抑え、自分の中にある何かを鎮めようとする。

「お前のことは分かってる。お前に何ができるのかもだ。」

『Amnesia: Rebirth』でプレイヤーは、アルジェリアの砂漠の奥深くで目覚めるTasi Trianonになる。何日も過ぎた。今までどこにいたのか?何をしていたのか?他の人々はどこにいるのか?自分の歩んだ道を辿りなおし、砕け散った過去のかけらを集めよう。それが、プレイヤーを破滅に陥れようと脅す、無慈悲な恐怖を生き延びる唯一のチャンスなのだ。

「怒ってはいけない。恐れてもいけない。」

時間との勝負。Tasiの目線から、彼女自身の恐怖と痛みの中を導いていこう。荒れ果てた場所を懸命に進みながら、プレイヤーは自分自身の希望や恐れ、そして苦い後悔に取り組むことを強いられる。そして、失敗すれば全てを失うことを知りながらも、一歩ずつ進んで行かねばならないのだ。

情報元及びイメージ:PC Gamer, GameSpot

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