先日、コナミデジタルエンタテインメントとの提携を発表したポーランドのデベロッパ「Bloober Team」ですが、傑作ホラー“Layers of Fear”や“>observer_”、人気ホラー映画をビデオゲーム化した“Blair Witch”、野心的な次世代ホラー“The Medium”といった注目作を立て続けにリリースし、次回作はいよいよサイレントヒルかと噂されるスタジオの動向に期待が掛かるなか、新たにBloober Teamが3つの未発表タイトルに関する計画を進めているのではないかと注目を集めています。
これは、ビデオゲーム開発を含むクリエイティブなメディアや文化の支援を行う欧州委員会の“Creative Europe”プログラムから浮上したもので、公式サイトのデータベースにはBloober Teamが開発を手がける3つのプロジェクト“H2O”と“BLACK”、“DUM SPIRO”(何れも仮名)が登録されており、何れも15万ドルの助成を受けているとのこと。
また、各プロジェクトのページには、新作の概要をまとめたサマリーが掲載されており、以下のようなディテールが判明しています。
■ H2O
“Layers of Fear”の成功と続編に対するプレイヤーの関心の高さから始動した“Layers of Fear”シリーズの新作。
“H2O”は、高品質で洗練されたゲームプレイを提供するホラーゲームで、開発チームは初代“Layers of Fear”の厳選された要素やアイデアを基にした、ゲーム世界の構築を目指している。
過去作の芸術や狂気を扱うテーマ、謎に満ちた雰囲気、特異なキャラクターを中心に構成される親しみやすいストーリーといった要素を継承するとのこと。
■ BLACK
探索とサバイバル、戦闘の要素を組み合わせた一人称視点の新作サバイバルホラー。
2つの以上のエンディングのいずれかへと繋がる曖昧なモラル選択によって、信仰や人間性の暗部を描く大人向けの物語を形成する。
本作は中世の時代とエイリアンの登場を組み合わせた独自の世界を舞台としており、ステルスと激しい近接戦闘を併せ持つ挑戦的で緊張感のあるゲームプレイが楽しめる。
また、親しみ易い歴史的な設定が用意されており、他の時代を舞台にしたスピンオフ作品の可能性も模索されているとのこと。
■ Dum Spiro
“Dum Spiro”は、ラテン語の“dum spiro, spero”(息をする限り、希望を持つ事が出来る)に由来し、たとえ確実な死に直面したとしても、人は自分の人生を自ら決め、最後に向かう行動で意義を得て、悪に勝利できるという作品のメインテーマを表現している。
1941年から44年の出来事を描く物語の舞台は、第二次世界大戦においてドイツ占領下のヨーロッパで2番目に大きなゲットー(ユダヤ人隔離居住区)だったリッツマンシュタット・ゲットー。
プレイヤーは監禁された少年となり、妹を匿い救うため、あらゆる困難に立ち向かう。一見すると一人称視点で描かれているように見えるが、本作の最も大きな目標と特徴は、プレイヤーを出来事の参加者ではなく受け手にしてしまうことによって描かれた歴史から隔ててしまう“第5の壁”を破壊することにあり、プレイヤーにゲーム内の全ての選択肢を選ぶ自由を与えると同時に、その影響を提示することで、キャラクターの行動に対するプレイヤーの責任感を醸成させ、没入感を高めることでこの実現を図る。
本作は3つの章で構成され、章の最後にプレイヤーは次にプレイするエピソードを選択する必要がある。この利点は、プレイヤーが自らプロットを形成しているのだという現実的な感覚を喚起するためのもので、プレイヤーはこの選択が続く章で生むジレンマに対する責任を負うことになる。
また、広範囲な対人関係システムを特色としており、主要な出来事を変更することなく、主人公の身近な人々の状態に細かな影響を与える、より小規模で頻繁な決定が用意される。
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