リメイク版「Dead Space」の本格的な続報は2022年にお披露目、開発チームが今後の取り組みについて報告

2021年9月13日 10:09 by katakori
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「Dead Space」

先日、異例とも言える開発の最初期段階のアセットやフッテージが多数お披露目され、リメイクに向けたMotive Studioの興味深いアプローチが明らかになったリメイク版「Dead Space」ですが、週末にMotiveが公式Redditを通じて声明を発表し、今後の開発と続報について興味深い見解を明らかにしました。

先日放送されたライブ配信に言及したMotiveは、いち早くファンのフィードバックを得ることが重要だったと語り、ここから得たフィードバックやリメイクに対するファンの意見に注視し続けると強調。今回の放送で提示したものは、全て開発中のものであり、今後はアイザックのスーツをはじめ、石村の雰囲気や美的感覚を再現し、適切な損傷具合を反映するための作業を進めていると説明しています。

(※ 損傷に関する言及は、ライブ配信時に石村の内部が綺麗すぎるとの意見が多く寄せられたことによるもの)

さらに、今後は開発に集中すると語ったMotiveは、ファンから寄せられた意見や見解、提案を検討する時間も十分に確保すると延べ、さらに開発が進む来年には、Motiveが如何にゲームを作り上げたか、提示することを楽しみにしていると伝えています。

参考:ライブ配信のアーカイブ

再掲:ライブ配信から判明した主な新情報のまとめ

ストーリーを変更しないオリジナルの忠実な再現

お披露目配信に出演したクリエイティブディレクターRoman Campos-Oriola氏が、ストーリーに変更は加えないと明言。アイザックとして巨大な宇宙船に乗り込み、孤独な状況でネクロモーフとの戦いを生き抜き、ニコルを探し、マーカーの謎を解こうとするストーリーそのものが、まさに“Dead Space”を象徴するものだと強調している。

Motive Studiosは、オリジナルのストーリーを忠実に維持した上で、(続編やノベライズ、アニメを含む)広大な作品世界の中における初代をより良い形で関連づけるだけでなく、オリジナルの土台にオーディオログやその他の新要素を通じてディテールやロアを追加し、豊かな肉付けを行いたいとのこと。

ネクロモーフの複雑なダメージモデルシステム

リメイクの戦闘システムは、オリジナルと同じくネクロモーフの四肢を切り落とすメカニクスを特色としているが、身体破壊の新たな技術として、任意の場所から動的に肉/皮膚をそぎ落とし骨や内臓が露出する(ピーリング)要素が導入される。

リメイクのネクロモーフは、骨や肉、内蔵が予め3Dモデル化されており、プラズマカッターで骨から肉をそいだり、フレイムスロワーで肉を焼く、カッターの強化による骨の切断、非常に精密な切断といった攻撃が可能となり、武器毎の異なる特性をより明確にすることで差別化が図られる。

このピーリングシステムによるネクロモーフの外見的な変化は、ゴア描写のビジュアル的な強化だけでなく、敵の残り体力を視覚的に示すフィードバックとしても機能しており、武器の有用性や特性、戦闘の状況を直感的に捉えることができる。

また、キネシスを利用し、切断したネクロモーフの手足を掴んで飛ばすこともでき、よりクリエイティブなキルが楽しめる。

俳優ガンナー・ライトが再び担当するアイザックのボイスアクトと台詞の拡張

今回のお披露目配信に、オリジナルの3作品でアイザックを演じた俳優ガンナー・ライトが出演し、リメイクのボイスアクトを担当することが判明した。

また、リメイクに伴いアイザックの台詞が増え、一部オリジナルの台詞にも変更が加えられるが、突然口数が増えるわけではない。この改善に当たって、Motiveは元来無口なアイザックが喋ることに関する2つのルール「主に話しかけられたときにだけ話す」と「無言だと違和感のある状況でときおり口を開く」を用意し、雰囲気や没入感を阻害しないよう細心の注意を払っている。

その他の新情報

  • 無重力環境は、360度自由に移動できる6dof系の操作と移動中のインタラクション、物理演算の改善が導入され、柔軟なプレイが可能となる。また、この改善により新しいルートやチャレンジも導入可能になったとのこと。
  • 今のところ、リメイクの発売時期は不明ながら、Motiveは今後約1年の開発期間を想定しているとのこと。
  • 予てから言及されている通り、リメイク版にマイクロトランザクション要素は導入されない。
  • 同じく、予てからの言及通り、リメイクはカットシーンやローディングが存在しない、完全にシームレスで途切れることのない経験の実現を目標としている。
  • 今回披露されたビジュアルは、プリプロの最初期段階のもので、廊下等はオリジナルのアセットに多くのディテールを追加しており、製品版の品質を示すものでは全くない。
情報元及びイメージ:Eurogamer, GamesRadar, reddit

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