昨晩、異例とも言える初期ビルドのお披露目が行われ、多数の開発フッテージが登場したMotive Studioのリメイク版「Dead Space」ですが、今回のライブ配信にはリメイクの開発を率いるシニアプロデューサーPhilippe Ducharme氏とクリエイティブディレクターRoman Campos-Oriola氏が出演し、オリジナルの忠実な再現に対するアプローチや戦闘に影響を与える技術的な新要素に関する多数の言及があり、幾つか非常に興味深い取り組みとディテールが判明しています。
という事で、今回はライブ配信から判明した幾つかの新情報をまとめてご紹介します。
■ ストーリーを変更しないオリジナルの忠実な再現
お披露目配信に出演したクリエイティブディレクターRoman Campos-Oriola氏が、ストーリーに変更は加えないと明言。アイザックとして巨大な宇宙船に乗り込み、孤独な状況でネクロモーフとの戦いを生き抜き、ニコルを探し、マーカーの謎を解こうとするストーリーそのものが、まさに“Dead Space”を象徴するものだと強調している。
Motive Studiosは、オリジナルのストーリーを忠実に維持した上で、(続編やノベライズ、アニメを含む)広大な作品世界の中における初代をより良い形で関連づけるだけでなく、オリジナルの土台にオーディオログやその他の新要素を通じてディテールやロアを追加し、豊かな肉付けを行いたいとのこと。
■ ネクロモーフの複雑なダメージモデルシステム
リメイクの戦闘システムは、オリジナルと同じくネクロモーフの四肢を切り落とすメカニクスを特色としているが、身体破壊の新たな技術として、任意の場所から動的に肉/皮膚をそぎ落とし骨や内臓が露出する(ピーリング)要素が導入される。
リメイクのネクロモーフは、骨や肉、内蔵が予め3Dモデル化されており、プラズマカッターで骨から肉をそいだり、フレイムスロワーで肉を焼く、カッターの強化による骨の切断、非常に精密な切断といった攻撃が可能となり、武器毎の異なる特性をより明確にすることで差別化が図られる。
このピーリングシステムによるネクロモーフの外見的な変化は、ゴア描写のビジュアル的な強化だけでなく、敵の残り体力を視覚的に示すフィードバックとしても機能しており、武器の有用性や特性、戦闘の状況を直感的に捉えることができる。
また、キネシスを利用し、切断したネクロモーフの手足を掴んで飛ばすこともでき、よりクリエイティブなキルが楽しめる。
■ 俳優ガンナー・ライトが再び担当するアイザックのボイスアクトと台詞の拡張
今回のお披露目配信に、オリジナルの3作品でアイザックを演じた俳優ガンナー・ライトが出演し、リメイクのボイスアクトを担当することが判明した。
また、リメイクに伴いアイザックの台詞が増え、一部オリジナルの台詞にも変更が加えられるが、突然口数が増えるわけではない。この改善に当たって、Motiveは元来無口なアイザックが喋ることに関する2つのルール「主に話しかけられたときにだけ話す」と「無言だと違和感のある状況でときおり口を開く」を用意し、雰囲気や没入感を阻害しないよう細心の注意を払っている。
■ その他の新情報
- 無重力環境は、360度自由に移動できる6dof系の操作と移動中のインタラクション、物理演算の改善が導入され、柔軟なプレイが可能となる。また、この改善により新しいルートやチャレンジも導入可能になったとのこと。
- 今のところ、リメイクの発売時期は不明ながら、Motiveは今後約1年の開発期間を想定しているとのこと。
- 予てから言及されている通り、リメイク版にマイクロトランザクション要素は導入されない。
- 同じく、予てからの言及通り、リメイクはカットシーンやローディングが存在しない、完全にシームレスで途切れることのない経験の実現を目標としている。
- 今回披露されたビジュアルは、プリプロの最初期段階のもので、廊下等はオリジナルのアセットに多くのディテールを追加しており、製品版の品質を示すものでは全くない。
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