人気Espotrsチーム“Navi”の新たな取り組みや“Euro Truck Simulator 2”用ロシアDLCの動向など、「ウクライナ」関連情報3月15日分まとめ

2022年3月15日 23:59 by katakori
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「ウクライナ」

本日も「ウクライナ」危機にまつわるビデオゲーム関連情報をまとめてご紹介します。

  • ウクライナの「Frogwares」が最新の現状を報告:侵攻19日目。現在スタジオはシャーロック・ホームズシリーズ最新作「Sherlock Holmes Chapter One」のDLCを含むプロジェクトに関する取り組みを継続しているとのこと。現地の状況はますます危険さを増しているものの、一先ず開発者達は安全な状況にいる模様。
  • チェコの「SCS Software」が“Euro Truck Simulator 2”向けのロシアテーマDLC“Heart of Russia”の動向に言及:ウクライナの人道支援を目的とする“Euro Truck Simulator 2”向けのチャリティDLC“Ukrainian Paint Jobs Pack”を発売し、スタジオ自身も2万ユーロの寄付を行っていた「SCS Software」のCEO Pavel Šebor氏とマーケティング部門のDaniel Němec氏がVortexのインタビューに応じ、予てから開発を進めていたロシアテーマの拡張パック“Heart of Russia”について言及。幾つかのディテールや対応が判明している。
    • Daniel Němec氏によると、現在“Heart of Russia”の扱いを巡るコミュニティの意見は2つに分かれている。1つはロシアに関わる全てを罰し、DLCのキャンセルやウクライナ関連の取り組みを行うべきとするもの。もう1つはロシアの木々や道路に罪はなく、DLCをリリースすべきだと考えるグループ。
    • 一方、スタジオではウクライナ侵攻に関する大きな議論が巻き起こったものの、実は数ヶ月前から戦争が起こる可能性が高まっているとして、既に危機が生じた場合のシナリオについて議論を重ねていた。この議題は以前からテーブルに上がっていたものの、実際に侵攻が開始されると、ロシアの美しさをこれまで通り伝え続けることができないことはもはや明白だった。
    • “Heart of Russia”の開発そのものは、残り数週間で完成する状況にあり、テストと調整を残すのみだったが、現状を鑑み“Heart of Russia”は無期限延期となる。
    • 完成間近のDLCがリリースできないことは、大幅な収益減に繋がるが(特にロシアには“Truck Simulator”シリーズの大規模なコミュニティとオーディエンスが存在する)、現段階で“Heart of Russia”以外にロシアテーマのプロジェクトは存在しておらず、現在は“Euro Truck Simulator 2”と“American Truck Simulator”向けの拡張が複数進行しているとのこと。
  • ウクライナの人気Espotrsチーム「Navi」が現状を報告:先日、ロシアのEsports企業“ESForce”との提携を打ち切り、防空壕に避難していると報じられたウクライナの著名なEsportsチーム“Navi”が今後の活動に関する最新の声明を発表。9割に及ぶ80人以上の社員が現在もウクライナに残り、危険な地域から人々を連れ出し、新しい住居を見つける手助けをしているほか、社用車を支援物資の運搬用に提供。さらに、Naviのアパレルを寒い防空壕で過ごす人々や病院、孤児院の子供達に提供しているとのこと。一方で、クラブとしてのNavi活動も近く再開する予定で、試合の取材や動画投稿、SNS向けの投稿等を準備しながら、ウクライナの現状について声を上げることも続けていくと強調している。また、今後も当然ながらロシアのブランドや企業と提携することはないとのこと。
  • イギリスのビデオゲーム業界団体「TIGA」がウクライナから避難した開発者向けの移民ガイドを公開:“TIGA”がウクライナから避難したビデオゲーム産業の人材向けにイギリスのビザや移民制度を分かりやすく解説するガイドを発行(参考:pdf)。さらに、イギリス政府に対して、ウクライナ難民に対するビザの規制を免除するよう要請している。これは、EU諸国がウクライナ難民のビザを免除し、3年まで亡命を申請することなく、EUに滞在し働くことができる状況と比較し、イギリス政府にも同様の寛大さを求めたもの。イギリス政府は既に家族ビザの延長で対応を進めているが、TIGAはEUと同程度まで緩和する必要があると求めている。
  • 「バンダイナムコグループ」がウクライナ支援を表明、人道支援に1億円を寄付:先日、バンダイナムコグループがウクライナの戦争被害に対する人道支援を目的とする寄付をアナウンスし、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに1億円を寄付した。(参考:プレスリリースpdf
  • ウクライナの「Room 8 Group」が2022年の利益を現地の人道支援活動に寄付:“Cyto”で知られるウクライナのモバイルゲームスタジオ“Room 8 Group”がウクライナの再建に貢献する支援をアナウンス。2022年の純利益を人道支援を目的とする複数のプログラムに分配するとのこと。スタジオのCEO Anna Kozlova氏は、戦争がウクライナで暮らす全ての人々に影響を与えていると述べ、戦争が存在できるのは今やビデオゲームの中だけであり、全ての企業は現実がバーチャル世界よりも優れていることを示さなければならないと強調している。
  • レトロゲームの「RETREAM」が全タイトルの無料配信を開始:WindowsやAmiga、Commodore 64向けのレトロゲームを専門に手がけるデベロッパ「RETREAM」がウクライナ支援を目的とする全タイトルの無料化を発表。スタジオへの支払いや寄付も無効化し、作品をダウンロードしたユーザーに何らかの形でウクライナ支援を行うよう呼びかけている。
  • 「Epic Games」が“Fortnite”トーナメントに関するロシア向けの対応を発表:Epic Gamesが“Fortnite”の公式サイトを更新し、“Fortnite”トーナメントの賞金獲得対象外国にロシアを追加した。これにより、ロシアのプレイヤーは賞金の獲得が制限される(ビジュアルアイテムは獲得可能)。

情報元及びイメージ:VentureBeat, Vortex, Navi, Gamesindustry

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