今年2月にプロジェクトの存在が明言され、本格的な開発の始動が判明していた「Grand Theft Auto」シリーズ最新作ですが、さらなる続報に期待が掛かるなか、新たにBloombergのJason Schreier氏がRockstar Gamesの労働環境に関するレポートを公開し、来る最新作が架空のマイアミを描く新たな舞台とシリーズ初の女性主人公を導入するのではないかと注目を集めています。
これは、Jason Schreier氏がRockstar Gamesに在籍する現役の開発者と最近スタジオを退職したばかりの開発者からなる20名規模の匿名スタッフから得た情報をまとめて報告したもの。
Jason Schreier氏によると、最新作は社内で“Project Americas”と呼ばれており、ボニーとクライドにインスパイアされた男女二人の主人公を導入し、うち一人がラテン系の女性とのこと。
また、最新作は当初(プロジェクト名が示す通り)北米と南米をカバーする広大なエリアを舞台とする予定だったものの、クランチ/デスマーチが横行していたスタジオ文化を抜本的に改善する取り組みに伴い規模が縮小され、現在は架空のマイアミと周辺地域を舞台に設定していると報じられています。(※ 現時点でこの架空のマイアミがバイスシティを指すものか、具体的な言及はなく詳細不明)
今回のレポートは非常に過酷な現場だったことで知られるRockstar Gamesの労働環境に焦点を当てたもので、現在はボーイズクラブ的な文化が全面的に見直され、より進歩的で思いやりのある職場に生まれ変わりつつあり、スタッフとスタジオ全体の士気はかつてないほど高まっているものの、労働条件の変革に伴い、最新作の開発スピードが鈍化しているとのこと。
さらに、スタジオ文化の改善に伴い、シリーズの象徴的なアイロニカルな風刺についても慎重な見直しが進められており、現在のアメリカそのものがかつての風刺を超えるような状況で従来のような風刺が機能するのかどうか、(ある意味で近年のサウスパークと似た)アプローチの模索が行われていると報じられています。
なお、今回のレポートには、白人警官によるジョージ・フロイドさん殺害事件の影響で、当時“Grand Theft Auto Online”に実装予定だった(警察による暴力を含む)“Cops ‘n’ Crooks”と呼ばれる新モードをキャンセルした出来事や、スタジオ文化の改善やクランチの解消に関する様々な取り組みがまとめられており、GTAシリーズ最新作を含むスタジオの動向に改めて注目が集まる状況となっています。
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