巨大な宇宙船を探索するサバイバルホラーRPG「Hibernaculum」のKickstarterキャンペーンが始動、開発は傑作“Primordia”を生んだWormwood Studios

2023年3月3日 15:55 by katakori
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「Hibernaculum」

カルト的な人気を誇る傑作アドベンチャー“Primordia”と“Strangeland”を生んだWormwood Studiosが、昨年から開発を進めていた待望の次回作「Hibernaculum」のKickstarterキャンペーンを遂にスタート。開始から僅か3日で初期ゴールの7割近い資金調達を達成しています。

PCとMac、Linux向けの新作「Hibernaculum」は、PrimordiaやStrangelandにも通じるダークな作品世界とビジュアルが印象的なダンジョンクローラー系Sci-FiサバイバルホラーRPGで、巨大な階層構造と多彩なバイオームを持つ巨大な宇宙船“The Ship”の探索やノンリニアなゲームプレイ、朽ち果てた宇宙船の秘密を探る環境ストーリーテリング、Wormwood Studiosならではの高品質かつ邪悪なピクセルアートといった要素を特色としており、ゲームプレイのハイライトを紹介するKickstarterトレーラーが登場しています。

■ 「Hibernaculum」の主なディテール

  • 「Hibernaculum」は、一人称視点のSci-FiホラーRPG。Wormwoodは本作について、“Eye of the Beholder”や“Lands of Lore”といった往年のダンジョンRPGをベースに、ダンジョンRPGアドベンチャー“Elvira & Waxworks”の陰惨さ、“Baldur’s Gate”や“Fallout”といった後期CRPGのRPG要素、さらに“System Shock 2”と“バイオハザード2”のサバイバルホラー要素を融合させ、オールドスクールなダンジョンクローラーよりもオープンかつノンリニアでクリエイティブなゲームプレイに昇華させたようなタイトルだと説明している。
  • ストーリーやトーンについては、1990年代のSci-Fiスペキュレイティブ小説にインスパイアされており、特に強く影響を受けた作品として、ハインラインの“宇宙の孤児”やブライアン・オールディスの“ヘリコニア”シリーズが挙げられている。さらに砕いて言えば、デイヴィッド・リンチ作品に近いテイストのゲームと言える。
  • 舞台となる荒廃した巨大宇宙船は、主に3つの領域(The ForgeとThe Foundry、The Fall)に分かれており、それぞれに異なるバイオームやデッキ、迷路、墓、巣窟、勢力、コロニー、独自の生態系といった要素が存在し、自由に探索可能。こういったエリアには自給自足で暮らす者をはじめ、サルベージや取引で身を立てる者などが存在するが、その多くは野蛮な行為に走っている。
  • クラシックなD&DをベースにしたRPGステータスシステム“S.C.I.L.D”を搭載。
  • 装備のアップグレードやクラフト要素も存在する。
  • ドローンを利用した偵察や敵を誘い込むトラップなどが利用可能。
  • プレイアブルキャラクターは自由に作成可能。予め作成済みのテンプレートも利用可能だが、D&D的なステータスロールやマルチクラスシステムもあり。
  • ダンジョンで入手した大量のアイテムやリソースを運搬するロボット“R.I.O”が登場。プレイヤーの追従や任意の位置で待機、現在地への呼び出しといった機能を持つ。
  • 戦闘はダイスを振るターンベースコンバットとなる。
  • サウンドについては、従来の作品よりさらに進化し、サウンドトラックやゲーム内のサウンドエフェクト、フォーリーサウンドを含む全ての音が1980年代と90年代のヴィンテージハードウェアを用いてスクラッチ/サーキットベンディングしたカスタム機材から作り上げられる。使用されるシンセサイザーは以下。
    • Akai S-20 サンプラー(サーキットベンディング)
    • Roland MKS-100 デジタルサンプラー
    • Kawai K1m Vector Synthesizer(サーキットベンディング)
    • Yamaha PSS-560(サーキットベンディング)
    • Modal CraftSynth 2.0 Wavetable Synthesizer
    • Roland D-5 Algorithmic Linear Synthesizer(サーキットベンディング)
    • Behringer Wasp Deluxe
    • Synthrotek Space Drum(真空管改造)
  • 本作のサウンド制作に使用されるカスタム機材のうち、“Uranium”と名付けられた自作ドラムマシンのメイキングと動作の様子、邪悪なサウンドサンプルを紹介する映像が登場している。
「Hibernaculum」
オールドスクールなCRPGを彷彿とさせる“Hibernaculum”のUI
「Hibernaculum」
四足歩行型インベントリロボ“R.I.O”
「Hibernaculum」
舞台となる巨大な“The Ship”の全体的な構造
長距離移動できる列車や上下の階層を貫くエレベーターシャフトも利用可能
「Hibernaculum」
「Hibernaculum」
本作のために制作されたドラムマシンの映像
ダンジョンの移動やミニマップの挙動が確認できるプレイ映像

以下、Kickstarterの始動に併せて公開された3種の素晴らしいサウンドトラック

情報元及びイメージ:Kickstarter

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