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本日、Epic Gamesが公式サイトを更新し、Tim Sweeney氏が従業員に宛てたメールを公開。なんと従業員の16％に相当する約830人をレイオフしたほか、キッドテック市場のパイオニアで2020年9月に買収した「SuperAwesome」と昨年3月に買収したばかりの音楽販売サービス「Bandcamp」を売却したことが明らかになりました。

Tim Sweeney氏は、これまで収益をはるかに上回る資金を費やし、Epicの新たな進化に投資することでクリエイター向けのメタバースである「Fortnite」のエコシステムを成長させてきたと語り、長らく人員削減を行うことなくこの成長を乗り切れると考えていたものの、ここにきてこれが非現実的な考えだったことが分かったと説明。

「Fortnite」は新たな成長を始めているものの、この成長は大きな収益配分を伴うクリエイターコンテンツによって推進されており、かつての爆発的な成長に比べて利益率が低く、エコシステムが構造的に変化していると明かしたTim Sweeney氏は、財政的な持続可能性を安定させる唯一の手段がレイオフのみだったと説明しています。

なお、「Bandcamp」はアーティストを支援する音楽マーケットプレース企業“Songtradr”に売却されるほか、「SuperAwesome」については、保護者向けの確認/同意管理ツールである“Kids Web Services”をEpicに残し、広告事業を現CEOのKate O’Loughlin氏率いるSuperAwesomeブランドの下で独立するとのこと。

Tim Sweeney氏の報告によると、レイオフのおよそ3分の2がコア開発および中核事業以外のチームを対象としており、従来の開発や中核事業が中断されることはなく、Epic製品や計画の一部（※ Fortniteの次シーズンとチャプター5、Del Mar、Sparks、Juno等）は予定通りリリースされるものの、当面は人員不足となることから、一部は予定通りにリリースされない可能性があるとのこと。