「バルダーズ・ゲート3」の公式MOD対応を含むパッチ7の配信時期が2024年9月に決定、クローズドアルファとベータの実施も

2024年6月4日 10:11 by katakori
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「Baldur’s Gate III」

今年2月のパッチ6配信を経て、クロスプラットフォーム対応を視野に入れた公式MOD対応に関する計画が報じられた「バルダーズ・ゲート3」ですが、その後の続報が待たれるなか、新たにLarian StudiosがSteamページを更新し、公式MOD対応を含むパッチ7の配信時期を報告。2024年9月にアップデートの配信を予定していることが明らかになりました。

また、9月のパッチ7配信に向けて、本日6月3日より公式MODツールキットのクローズドアルファが開始されるほか、7月には約1,000人を上限とするクローズドベータテストの登録受付が開始されるとのこと。

なお、パッチ7には先日報じられた悪エンディングの拡張が含まれるほか、フォトモード機能やクロスプレイの開発に加え、発売1周年に向けてリリース以降の取り組みを振り返るアニバーサリーの準備も進められており、さらなる続報に期待が掛かる状況となっています。

■ 公式MOD対応に関するFAQ情報の概要

  • 公式MODでできること:新しい武器や防具の追加、新クラスやサブクラス、呪文の作成、外観の変更、作成したMOD共有などが可能。
  • 現行MODと公式MODの違い:既存のMODはアップデートやサードパーティMOD同士の競合によって安定性に問題が生じたり、MODが正しく動作しなくなる可能性が存在する。Larian Studiosが非公式MODの活動を妨げることは決してないものの、公式MODツールによりMODが互換性を向上させ、確実な動作を保証する機会が得られる。また、スクリプト変更に特化したMODは公式サポートを得られず、公式MODはMod.io経由でのみ利用可能となる。
  • Mod.ioについて:Mod.io対応によって、PCとコンソールの両方でMODサポートが実現できるほか、MODの管理やホスト、モデレートに必要なインフラが提供される。
  • MODの対応プラットフォームについて:まずPC向けに公式MOD対応が導入され、その後Mac版、PlayStationとXbox版を含むコンソール向けに順次MODサポートが提供される予定。
  • MODツールについて:公式MODツールはコンソールで利用できず、PC版のプレイヤーのみツールキットを利用して独自のMODを制作できる。
  • PCとコンソール用公式MODの管理について:PC版については、ゲーム内ブラウザで利用可能となる前に一般的な安定性と利用規約のチェックが行われる。コンソールについては、追加の審査が用意され、PC用MODの中からクロスプラットフォーム対応MODが選出される。このことから、全てのPC用MODがコンソールで利用可能になるわけではないが、コンソール向けの審査に必要な内容については公式なガイドラインが公表される。
  • Mod.ioで利用できないMODについて:公式MODには、ライセンスを取得した“ダンジョンズ&ドラゴンズ”ゲームとして、ゲームの世界観を保持するためのガイドラインが適用されるが、Larian Studiosは可能な限りクリエイティブの自由を支援したいと考えている。公式MODの目標は、ガイドラインをベースに広範囲なMOD制作を可能にし、異なるプラットフォーム間でシームレスな動作を保証した上で、できるだけ多くのプレイヤーにMODの門戸を開くことができるバランスを保つことであり、これに伴い一部のアダルトMODやスクリプト重視の編集は公式サポートを得られない可能性が生じる。こういったMODについては、非公式MODとしてのリリースが選択肢の一つとなる。また、クロスプラットフォーム対応MODについては、技術的な制約やプラットフォーム固有のガイドラインが別に存在するため、直接的なレベル編集やコアゲーム要素(ストーリーやシネマティック、ダイアログ、クエスト、ローカルゲームプレイの調整等)の変更はできない。
  • Mod.ioによる非公式MODの扱いについて:前述したような公式サポートが得られない非公式MODは、Mod.ioのツールセットによりその他アップロード済みの公式MODと共にローカルでまとめられ、ゲーム内ブラウザで認識されるだけでなく、MODのロード順を含む管理が可能。ただし、これらはあくまでローカルの扱いであるため、非公式MODのアップデートをチェックしたりマルチプレイヤーセッションで他のプレイヤーと同期するための組み込みサポートは行われず、クラッシュに対する技術サポートも提供されない。
  • 非公式MODに対する取り組みについて:非公式MODに対し、何らかの指針となるものを提供できるかどうか検討が進められている。具体的には、スクリプトAPIの公式なドキュメントを作成するかどうか、さらにはScript Extenderやその他ツールに関する内部テストを実施し、可能な限りパッチ間の互換性を支援するような取り組みが挙げられている。ただし、これらはあくまで指針であり、非公式MODに対するサポートは提供されない。
  • 公式MODサポートの今後について:公式MODツールのリリース及びMOD対応後は、致命的なバグ修正を除いて(主にLarian Studiosの人的リソース的な要因により)長期的なサポートは提供されない。
  • MODツールキットに含まれる機能:ツールキットには、MOD管理用のゲームコードアーキテクチャに加え、内部開発ツールのサブセットが含まれており、以下のような機能が利用可能。
    • エディタを用いる独自のMOD作成
    • Mod.ioサーバへのMODアップロード
    • レベルを読み込み専用でロードし、ローカルの全エンティティやセットアップが確認できるほか、MOD作成中にゲーム内でMODのテストも可能
    • テクスチャやビジュアルモデルなど、対応するアセットタイプを内部エディタに読み込み、開発用インターフェースを通じて直接上書きできる
    • エディタ経由でMODのパブリッシュができ、モデレートが済むとゲーム内ブラウザ経由で利用可能となる。また、ローカルにMODをパックすることで外部サイトへのアップロード等も可能となる
    • ファイル編集によるUIの変更。また、MODのロード/互換性の問題を解消するために内部設定をまとめたドキュメントも提供される
    • “バルダーズ・ゲート3”本編で、MODの直接ダウンロードおよび管理、認証UI経由でマルチプレイヤーとセーブゲームファイルの管理も可能
  • Mod.ioについて:Mod.ioは、コンソール用MODをキュレートするためのモデレート用ツールに加え、MODのホスティングと配信サービスも提供する。また、MODブラウザを用いるゲーム内のMOD登録や解除も可能。MODの管理・作成にはMod.ioのアカウントが必要で、アップロードやタグ付け、スクリーンショットと説明文の添付などが可能となる。
情報元及びイメージ:Steam

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