2024年10月31日 10:29 by katakori

ビクトリアンSci-Fiファンタジーサンドボックスサバイバル「Nightingale」の早期アクセスローンチを経て、先週中頃からLinkedIn経由で大規模なレイオフとイギリスオフィスの閉鎖に関する噂が浮上していた「Inflexion Games」ですが、その後の続報と確認が待たれるなか、本日“Inflexion Games”が声明を発表。イギリスオフィスの閉鎖とカナダスタジオのレイオフを正式にアナウンスしました。

報告を行ったInflexion Gamesのボス（かつてBioWareのゼネラルマネジャーを務めたベテラン）Aaryn Flynn氏は、この数週間スタジオが信じがたいほど困難な状況に陥っており、才能溢れるチームメンバーたちを解雇する決断を下さざる得なかったと説明。早期アクセス版の販売低迷により、従来の規模で開発を継続することができず、カナダのレイオフと英オフィスの閉鎖を決定したと語ったAaryn Flynn氏は、スタジオの最優先事項がレイオフ対象となった従業員の支援だと強調しています。

一時は、開発の中止も危ぶまれていた“Nightingale”ですが、本作の開発は継続される予定で、近日中に新たなアップデートの続報が解禁されるとのこと。

A message regarding today's unfortunate studio news. pic.twitter.com/XBPsxZW5yV

— Nightingale (@PlayNightingale) October 30, 2024

余談ながら、Inflexion Gamesは元々英Improbable”が2019年に設立した新スタジオで、当初はImprobableのマルチプレイヤーサービスIMSとSpatialOSを利用したオンラインマルチプレイヤータイトルの開発を進めていることが知られており、長年BioWare Edmontonのゼネラルマネジャーを務めたAaryn Flynn氏がエドモントンチームを率いていたほか、閉鎖となったロンドンオフィスについては、DICEの製作総指揮やInfinity Wardのプロデューサー、Epic Gamesの製作総指揮として活躍したベテランJohn Wasilczyk氏がチームを率いていたことが知られていました。