2024年11月25日 11:43 by katakori

先日、同時接続者数やDAUの平均値が2023年より増加していることが判明した傑作「バルダーズ・ゲート3」ですが、Larian Studiosの今後に注目が集まるなか、Larian Group Holdingsが2023会計年度の業績報告を実施し、2億4,900万ユーロ（およそ401億円）もの税引前利益を計上したことが明らかになりました。

なお、2022会計年度におけるLarianの税引前利益は、（および21万4,000ユーロの損失を含む）僅か2,270万ユーロで、なんと20倍近い増加を達成しており、今年は2,800万ユーロ規模の配当金を確保しているとのこと。（※ Larian Studios株はCEO兼創業者であるSwen Vincke氏が大部分を保持しているほか、長年同スタジオへの投資を続けてきたTencent Cloud Europeを通じてTencentがその一部を保有している）

今のところ、“バルダーズ・ゲート3”の公式な販売規模は不明ですが、報告を行ったIrish Independentは1,500万本販売規模と推定しているほか、Steamだけで2,000万本規模といった推定も報じられており、今年2月にはLarian Studiosが本作のプレイヤー数について1,000万人を優に超えると説明していたほか、本作の販売が本作のIPと“ダンジョンズ＆ドラゴンズ”フランチャイズを所有するHasbroに9,000万ドルの収益をもたらしたことが報じられていました。

オーナーであるSwen Vincke氏が（大手パブリッシャーの影響を受けず）クリエイティブと理想を追求し、他に類を見ない成功を収めた“Larian Studios”が、次の作品でどんな挑戦を果たすのか、長年に渡って1つの方向性を追求し極めてきたLarian Studiosの今後に改めて大きな期待が掛かるところです。

情報元及びイメージ：PC Gamer