かつて中期Infinity Wardの成功を支えたベテランMark Rubin氏が開発を率いるCoD系のF2Pシューターとして、昨年5月にローンチを果たしたものの、昨年末に開発と運用の中止が報じられた「XDefiant」ですが、昨日予定通り迎えた本作のサービス終了に併せて、Mark Rubin氏がUbisoftの退社を正式に報告しました。
昨年末に“XDefiant”開発チームの全員が解雇されたと語った氏は、今も新しい職を探しているかつての仲間たちにエールを贈り、自身はビデオゲーム業界を引退し、家族と多くの時間を過ごすことに決めたと明言。残念ながら、新しいゲームを作ることはないだろうと伝えています。
なお、Mark Rubin氏は「XDefiant」が失敗した経緯と背景についても自身の見解を伝えており、以下のような事情があったことを明らかにしています。
- マーケティングが十分に行われなかったが、ファンたちが宣伝を行ったおかげで、ローンチから最初の数週間でUbisoft史上最速規模のプレイヤー数を獲得したが、ローンチ後のマーケティングが全く行われなかったため、ローンチ以降に新たなプレイヤーを獲得できなかった。
- “XDefiant”に適していないエンジンを使用することによる深刻な技術的負担があった。また、これを解消するためのリソースもなく、ネットコードを含む問題を解決することができなかった。Mark Rubin氏は、近年に顕著な現象として、自社製エンジンにかつてのような投資価値がなく、Unrealのような大規模エンジンに遅れを取ってしまうケースが少なくないと説明している。
- ゲームのコンテンツを制作するために必要なリソースが十分になかった。氏は、3シーズン分のコンテンツを合算しても、ローンチ時のコンテンツとして十分ではなかったと、自身の見解を提示しており、シーズン4、或いはシーズン5の後半頃に、本来ローンチ時に揃えておくべきだと考えていたゲームを形成する、真にクールな機能が導入される予定だったと伝えている。
- 一方、Mark Rubin氏は、開発者や本社の経営陣を含む皆が正しい方向を見据えていたものの、チームには基本プレイ無料ゲームとして、走り切るだけの燃料がなかったと説明している。
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