先日放送された“Xbox Games Showcase 2025”にて、待望の発売日が2025年10月29日に決定した期待の続編「The Outer Worlds 2」ですが、ショーケースの終了後に予定通り本作の詳細を掘り下げるライブ配信が実施され、続編のストーリーやゲームプレイに関する大量の新情報が明らかになりました。
今回は、キャラクターメイキングとプレイスタイルを大きく左右するトレイトやスキル、パーク、欠点の一部具体的なディテールに加え、続編に登場する主要な勢力とその背景、コンパニオンの顔ぶれなど、ショーケースや特集放送、公式インタビュー等から判明したディテールをまとめてご紹介します。
■ キャラクターメイキングについて
- 初代の主人公は、基本的に白紙状態の人物だったが、続編の主人公は、“地球議会から派遣されたエージェント”という特定の役割と任務を持っている。
- 地球議会のエージェントは、(地球のプロパガンダを体現する、括弧付きのいかにもな)“正義の味方”だが、プレイヤーがエージェントとなった背景は決められておらず、続編のキャラクターメイキングは、ゲームプレイにも影響を与える主人公のバックグラウンドから始まる。
- バックグラウンドに続いて、TraitとネガティブTrait、プレイスタイルの主軸となるスキル、スキルをさらに特化させるパークを選択することになる。また、今回の配信にて、Traitやスキル、パークの一部具体的なディテールが以下のように判明している。
■ “Trait”の例
- Brilliant:知的さで新たなスキルを素早く習得できる。キャラクターを作成する際のスキル選択時に追加で1つのスキルを専門化でき、専門化したスキルは2ポイントで開始する
- Heroic:英雄として他者の尊敬が得られ、仲間のアビリティチャージ時間が20%軽減される
- Innovative:革新的な発明の才能と器用さにより、クラフトレシピの効果が向上し、より少ないリソースで多くのアイテムが作成可能となる
- Lucky:幸運によりプレイヤーの思惑通りに物事が進む傾向が強まる。クリティカル率+5%、このTraitだけに提供される特定の機会が存在する
■ ネガティブ“Trait”の例
- Abrasive:辛辣な物言いで、誰もプレイヤーと話したがらず、コミュニティや組織に受け入れられ難い。全ての派閥の評判が“信頼”以上にならず、派閥固有の割引や会話ボーナス、選択肢などが制限される
- Dumb:愚鈍さにより、スキル選択時に利用できる12種のうち、5種がロックされる。制限されたスキルにポイントを割り振ることはできない
- ネガティブ“Trait”は、文字通りのマイナス効果を生むが、特有の選択肢をもたらす場合もある。(例:Dumbを取得している際、壊れた機械を上手く直すことができず、“叩く”選択が利用可能となる等)
■ スキルの例
- Leadership:リーダーシップ、仲間のダメージ+15%、仲間の体力+15%
- Lockpick:ロックピック、難易度+1以下の施錠された宝箱やコンテナが解錠可能となる。回避率+1%
- Melee:近接攻撃ダメージ+10%、ブロック中の被ダメージ2.5%軽減
- Medical:医療、毒性クラッシュの閾値+7(※ 回復薬がもたらす毒性と中毒への耐性が高まることで、回復効果・効率が高まる)、クリーチャーに対するダメージ+10%
- Observation:優れた観察力によって、難易度+1以下の隠れたオブジェクトが発見可能となる。弱点ダメージ+15%
- スキルの数は全12種で、初代よりも少ないが、これは減らすことで本質的な部分を見直し、スキル強化の影響力をより高めるためのデザイン的な方針によるもの。これによりスキル1ポイント辺りの影響がより大きくなり、選択肢が広がる。
■ パークについて
- パークは“New Vegas”よりも多く、内容も充実している。以下一部の例、なお一部パークの取得には関連スキルの要求値が設定される。
- Bulletshield:ダメージ抵抗+10%、ベースヘルス+10%
- Trophy Hunter:クリティカル率+5%、ボスに対するクリティカル率+20%
- Commando:追加の武器装備スロット解除
- Sharpshooter:マークスマンライフルとスナイパーライフルを使用する際、20mを超える標的に与えるダメージが増加。それ以下の場合は与ダメージが減少。また、マークスマンライフルのスニークアタックダメージが増加する。スニークアタックダメージ+100%、遠距離の敵に対するダメージ+30%、近距離の敵に対するダメージ-15%
- Pickpocket:スリが可能となる。対象に気付かれることなくしゃがみで近づくことでスリが可能となるが、パークの取得にはロックピックスキルが必要
■ 欠点システムについて
- 本作の欠点は、ゲームプレイ中に特定の状況下・条件で発動する仕組みで、文字通りデメリットしかなかった初代に比べ、プレイヤーに寄り添い、使いたくなるようなボーナスが新たに導入され、より大規模でリアルな内容に強化される。
- Bad Knees:移動速度が向上するが、立ち上がるたびに膝がなり、周囲の敵やNPCに居場所がばれる
- Kleptomaniac:盗んだ物品をより高く売れるが、窃盗癖が身につくことで、誰かが見ている場所でも盗めるものを勝手に自動で盗んでしまう
- Overprepared!:全マガジンサイズが50%増加するが、マガジンが空になると与ダメージが8秒間に渡って40%減ってしまう
- このほか、実験的なビルドを支援するようなものや、仲間を殺すことでボーナスが得られるような欠点も存在するとのこと
- 過去には、以下の欠点2種と発動条件が報じられていた
- SUNGAZER!:日中に日光を見上げすぎると発動。視力に恒久的なダメージを負うことで日中の視界にレンズフレアやブルームが多く発生し、遠距離武器の拡散率が100%増加するが、日中の屋外環境で活動する際、体力の50%まで継続的な回復が常に得られる。
- FOOT-IN-MOUTH SYNDROME!:NPCの会話をろくに読まずスキップを繰り返していると発動。この欠点を受け入れると、全ての会話の選択肢にタイマーが設定され、15秒程度の受付時間終了後、ランダムに選択される。その代わり、全ての取得経験値に15%のボーナスが付与される。
■ 舞台となるArcadiaに登場する勢力と主人公の関係について
- 資源豊かなArcadiaは、“Protectorate”と呼ばれる勢力が支配しており、“安全と贅沢”を掲げ、支配下にある人々の自由を犠牲にする独裁体制を構築している。Protectorateの創設者はスキップドライブ技術の発明者で、これが時空の裂け目を生んだことで惑星間の貿易を妨げつつある状況となっている
- 新勢力“Order of the Ascendant”は、初代にも登場した科学系宗教団体“Order of Scientific Inquiry”(OSI)から派生した宗教団体で、人類の利益のために未来を変えるべく、未来予測を可能にする方程式の確立に取り組んでいる。元々は“Protectorate”の一部だった
- 新企業“Auntie`s Choice”は、前作の二大メガコープ“スペイサーズ・チョイス”と“クレオおばさん”が合併したもの。本作では資源の解放と利益を目的に“Arcadia”へと侵攻している。
- これら3種の主要勢力(ProtectorateとOrder、Auntie`s)にそれぞれ独自のラジオ局が実装される。各局におよそ20曲ほどの楽曲が用意されるとのこと。また、ゲーム内ラジオのニュース放送はプレイヤーの行動や選択に応じて内容が変化する。
- 続編の主人公は、前述した時空の裂け目の発生を食い止めるために、地球のEarth Directorate(地球議会)から派遣されたエージェント“The Stranger”
- この“裂け目”に対する各勢力の目的や対応、考え方は、以下のように異なる
- “Protectorate”は、発明者の遺産と富を守り、権力を維持するために裂け目を閉じたい
- “Order”は、人類のため、そして宇宙の法則を統べる方程式の複雑化を妨げるために裂け目を封鎖し、教会の存在を誇示したい
- “Auntie`s”は、植民惑星間の貿易網を牛耳り莫大な利益を上げるために、裂け目を自由に開閉できるよう制御を目論んでいる
- 初代におけるプレイヤーと勢力の関わりは、主に企業を主軸に置いたものだったが、続編はこれを踏襲しつつ、企業や政府機関、宗教団体との関わり合いに拡張されている
■ コンパニオンについて
- 本作には、それぞれに異なる派閥との関わりや独自のクエストラインを持つ6人のコンパニオンが登場し、前作よりも深くストーリーに関わってくる。現段階で判明しているコンパニオンの顔ぶれと概要は以下
- Niles:プレイヤーと同じ地球議会のエージェント。自分の責務を全うすべきか、それとも地球議会に背を向けるか、自身の進むべき道に迷いプレイヤーの助けを求めている。Nilesには彼をサポートするドローンValが付いている。
- Marisol:Order of the Ascendantの一員。高齢だが凄腕の暗殺者で、未解決の仕事を抱えている。
- Aza:裂け目を崇拝するカルトの信者。暴力的な人物だが、プレイヤーが彼女を改心させるか、もしくは混沌とした暴力性をさらに高めることもできる。
- Inez:かつて、Auntie`s Choiceが行っていた動物の部位を人間に移植する強化実験を生き残った数少ない生存者。彼女は戦闘衛生兵で、移植された箇所の治療したいと考えている。
- Tristan:“Protectorate”の裁定者。裁判官と陪審員、死刑執行人を1人で兼ねる重装備の守護者だが、悪事の裁きを手伝うか、彼に本当の正義を教えるか、その選択はプレイヤーに委ねられる
- 仲間に対するプレイヤーの接し方により、コンパニオンはそれぞれに異なる反応を見せる。詳細は不明だが、仲間を粗末に扱った場合は、それ相応の結果が待っているとのこと
■ ゲームプレイについて
- ラン、スライド、ダブルジャンプ、パルクールといったアクションの機能的な拡張によってゲーム世界の探索性が強化されている
- 初代以上に個性的な武器や装備品、科学武器、科学装備が登場する。以下、新たに判明した装備品のラインアップ
- Boarst Blaster:腫瘍を発射するランチャー、腫瘍を爆発させ攻撃するほか、爆発させずプレイヤーが食べ回復することもできる
- Riikie`s Reward:使えば使うほどレベルが上がり、レベルアップ時に紙吹雪のお祝いやユニークな仕掛けが発動する
- Pop-Up:ドローンを射出し、企業広告や音楽で敵を惑わせる。ドローンは任意に起爆可能
- グレネード:新たに投擲武器が登場する。フラググレネードでカバー中の敵を妨害したり、スモークグレネードで身を隠したり、敵を浮かせたり、デコイで敵を誘導したり、様々な用途のグレネードが登場する
- 科学武器も引き続き登場。“Shrink Ray”も改良版となり再登場を果たす
- 科学武器“Armageddon”:小さな腕のような粘着性の塊を射出し、覆ったものを破壊するまで殴り続ける。
- 科学武器“Spectrum Dancer Saber”:音楽のビートに併せて攻撃する近接武器。ビートに併せて攻撃を続けると、ヒット毎に追加のボーナスが得られる。
- 科学武器“Big Bang”:裂け目から採取した材料を利用し、巨大なエネルギー球を放ち、進路上に存在する全てを蒸発させる超大型武器。弾薬は非常に希少ながら、適切な状況で利用すると壊滅的な被害を与えることができる
- 科学アーマー“Gary”:装備すると近くの敵を自動で攻撃してくれる
- 一人称視点と三人称視点のプレイを自由に切り替えることが可能となる。Obsidian Entertainmentは、三人称視点によってプレイヤーのアーマーや武器の外観がより楽しめると強調している
■ 予約特典
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■ Premium Edition
今すぐ『The Outer Worlds 2プレミアムエディション』を予約して、最大5日間の先行アクセスと「ゼイン司令官のモノポリークラッシャーバトルパック」を手に入れよう。
『The Outer Worlds 2プレミアムエディション』には以下の内容が含まれます:
- 『The Outer Worlds 2』ゲーム本編
- 最大5日間の先行アクセス
- 2種類の今後配信予定のストーリー拡張パック用DLCパス*
- ムーンマンの企業感謝プレミアム賞品パック
- 『The Outer Worlds 2』デジタルアートブックとオリジナルサウンドトラックへのアクセス* ストーリーの拡張パックは、リリース時にご利用可能です
The Outer Worlds 2
『The Outer Worlds 2』はObsidian Entertainment制作の、受賞歴ある一人称視点SF RPGファン待望の続編(飾り言葉がたくさんありますね!)。予定を空けておいてくださいね――アクション満載の冒険に備えよう。新しいクルー、武器、敵が新コロニーであなたを待っています!新しい要素もまだまだあります!
プレイヤーは大胆不敵でおそらく容姿端麗であろう地球議会のエージェントとなって、人類すべてを破壊せんとする破滅的な裂け目の原因を突き止めなければなりません。調査によって、ワープドライブ技術の拠点であるアルカディアへと赴くことになります。コロニーの運命、最終的には銀河全域の運命があなたの決断――強みや弱み、クルーや選択した派閥など――にかかっています。
■ 新たな地平線の探索
アルカディアでは政府の言う“親切な”ルールに逆らう修道会や企業の侵略が反乱勢力となって、派閥戦争が巻き起こっています。破壊的な裂け目がコロニーに広がっており、それぞれの派閥が自身の目的のためにそれを管理、または閉じようと戦いを繰り広げています。異なる帯域を航海し、隠された伝承を見つけ出し、破滅に向かう星系の運命を形作りましょう!
■ プレイスタイルも思いのまま
自身のプレイスタイルに合った能力や選択によってキャラクターを構築しましょう。プレイヤーの行動やストーリーメイキング――外交の弟子や巧妙な戦略家、混沌の反逆者、その他様々――によってコロニーのあり方が変わっていきます。楽しめる要素が盛りだくさんですね!
■ 仲間を集めよう
ユニークな特徴、背景、目的を持ったキャラクターを仲間にしましょう。プレイヤーが彼らの野望の手助けをしても、自身の目的のために手を貸してもらっても、関係性によって成長度合いが形作られます(場合によっては死に至ることも)。どちらにしても、没入型のストーリーを作るかけがえのない存在となります。
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