先日、今シーズン最後のアイアンバナー始動と共に、ラスプーチンと対峙するオシリスの姿を描いた興味深い映像が解禁された「Destiny 2」ですが、“暁旦のシーズン”終了が17日後に迫るなか、新たにBungieが2月20日分の“今週のBungie”を更新し、次のシーズンにて導入される広範囲な武器バランス調整の具体的な変更点をアナウンスしました。
今回の変更には、人気の高い“イザナギの覚悟”と“ウルブズ・ロード”のNerfに加え、スナイパーライフルやショットガン、フュージョンライフル等を含む全体的な調整が含まれていますので、プレイ中の方は一度概要を確認しておいてはいかがでしょうか。
今週は武器を注視していきます。剣の機能性を全面的に見直したことは既にご存知かと思いますが、他の武器タイプにも細かい調整が入ります。ダメージ値、範囲、そしてリロードキャンセルの見直しも含めて検討を進めています。皆さんの頭の中には、「これはクルーシブルを中心としたアップデートなのか、それとも今シーズンはPvEも変更されるのか?」という疑問が最初に思い浮かぶことだろうと思います。
以下の変更点は[編集済み]のシーズン開始時に反映されますが、一部はシーズン中に開始する新たなPvEの挑戦に向けて準備を進めています。新たなナイトフォールの難易度「玄人」は、熟練のガーディアンでさえも苦労を伴う難易度となっています。この新たな試練についての詳しい情報は、後日あらためて発表しますのでお楽しみに。今日のところはひとまず、挑戦と報酬のより良いバランスを築くために行われる変更点について、開発チームからの情報をお伝えします。
開発チーム: [編集済み]のシーズンでは、2週間前に発表された剣の変更とならんで多くの武器タイプを調整しました。実施される変更点はこれがすべてではありませんが、重要なものをピックアップしたのでご確認ください。
■ イザナギの覚悟
「反撃のバリケード」と「ルナファクションのブーツ」の自動リロードの効果を削除し、「イザナギの覚悟」の媒体を追加して以降、使用頻度が大幅に増加しました。「イザナギの覚悟」は優秀なバーストダメージ、継続ダメージ、特殊ウェポン弾による弾薬数の余裕、そしてスナイパーライフルならではの安全性の利点により、エンドコンテンツのビルドのほとんどの装備構成で採用されています。さらに武器の理想的イメージに合わせ、また、武器の特性が「磨かれた刃」と併用できるように、特性「アウトロー」を「邪魔はなし」に変更しました。
- 「磨かれた刃」のアニメーション速度がリロードの影響を受けないようになりました。
- 「アウトロー」の代わりに「邪魔はなし」を適用しました。
■ スナイパーライフル
「影の砦」ではスナイパーライフルのPvEダメージが増加しました。複数の理由により、今回はその変更を取り消します。スナイパーライフルはもともと汎用性が高いだけだけでなく、射程距離のおかげで安全性も高く、ダメージの増加によって射程距離の短い武器との間にかなりの差が生まれていました。そして戦闘の難易度が上がるごとにその差は広がるばかりでした。順応および速射フレームのスナイパーを変更した理由は、サブ武器タイプごとの違いをより鮮明にするほか、ショットガンとフュージョンライフルの調整との整合性をとるためです。
- メジャー級の敵に対するダメージを「影の砦」以前の値まで減少しました(最大-20%)。
- 順応スナイパーの精密ダメージボーナスを3.25倍から2.95倍に減少しました。
- 速射フレームのスナイパーの基本ダメージを100から90に減少しました。
■ グレネードランチャー
武器タイプの調整や新しいパークが導入されたことで、放浪者のシーズン以降、グレネードランチャーは強力な武器として存在感を示していました。他の武器の性質と合わせるために好戦的なフレームのサブ武器タイプを速射フレームに変更し、他の武器の採用頻度が少し上がるように強敵に対する効果をわずかに減少させました。
- 好戦的なフレームのグレネードランチャーを、速射フレームのグレネードランチャーに変更しました。
- 速射フレームのグレネードランチャーは、連射速度とのバランスを考慮しダメージが減少(0.8倍)しましたが、その代わりに予備弾薬の数が増加しました。
- これまで好戦的なフレームのグレネードランチャーは、順応フレームよりも速く撃てるにも関わらず、同じダメージを与えていました。
- パワーウェポンのグレネードランチャーが、メジャー級以上の敵に与えるダメージ量が最大10%減少しました。
■ ウルブズ・ロード
「狼の解放」の変更により使いやすくなった影響で、接近するのが極めて困難になり、照準の誤差の許容範囲が非常に広くなっていました。そこで、デフォルトの状態が基本となるよう、2つの状態を命中精度で差別化することにしました。今回の変更により、「狼の解放」が単にデフォルト状態の上位互換品として機能するのではなく、超近距離で大きなターゲットに使用されるようになると想定しています。
- 「狼の解放」の発動中は武器の命中精度が大幅に減少しました。
■ ラスト・ワード
錬成のシーズンで再登場して以降、「ラスト・ワード」はその優秀な最大キル速度により猛威を振るいました。腰だめ撃ちを基本とする武器として主に使用されるように調整し、コントローラーやマウスとキーボードの操作性の改善もはかります。また、照準誤差の許容範囲を少しだけ引き下げることで、引き続き照準時にある程度の集中力が必要とされるよう調整しました。
- 「ファンファイア」が腰だめ撃ちの際に精密スカラーを調整するようになります。
- 「ファンファイア」の衝撃値を調整しました。
- 腰だめ撃ち/照準モードの精密ショットの値を67.95/67.95から68.27/52.2に変更しました。
- 腰だめ撃ち/照準モードの非精密ショットの値を50.01/50.01から38/38に変更しました。
- 照準モードの有効射程距離(ダメージ減衰)ボーナスが付与されなくなります。
- マウスとキーボード入力の安定性が減少しました。
- 有効射程距離が減少しました。
- 体験を向上させるために腰だめ時の標的捕捉の動作を調整しました。
■ ショットガン
ショットガンを再調整する前に、精密ダメージがそれほど重要視されない武器に対して照準補佐システムが異常な形で作用する点を修正したいと考えてきました。例えばショットガンは、プレイヤーの間に特定の距離が開いていると、照準補佐システムが頭部を優先し、拡散範囲を中心からそらしてしまうことで相手を仕留めきれない状況を作りだす場合がありました。その問題を解決したうえで、他の武器が反応できる時間を設けるために、ショットガンをさらに調整しました。
- 非スラグショットガンの標的捕捉が精密ショットの位置を考慮しないように調整しました。
- 以前までは標的捕捉の影響によりプレイヤーの意図する照準ベクトルから拡散範囲が逸れてしまい、ほとんどの弾が当たらない場合がありました。
- 拡散角度がサブ武器タイプに応じて調整され、射程距離に応じて調整されなくなりました。
- 照準モードが武器タイプの有効射程距離に影響しなくなりました。
■ フュージョンライフル
上記のショットガンの問題点と同じように、フュージョンライフルも標的捕捉に関する問題を抱えており、同様に修正しました。ここに記す変更点の多くは、サブ武器タイプ「高威力」に注力した調整です。Destinyのリリース当初、「バックアッププラン」はエキゾチックパークとして扱われ、Destiny 2ではレジェンダリー・フュージョンライフル(特殊ウェポン弾の武器として見なされている現在とは異なり、ヘビーウェポン弾の武器として扱われていたため)についていました。「孤独と影」で武器の変更が行われた際に、このパークも影響を受け、他のレジェンダリーパークと合わせるために武器タイプと共に調整することにしました。
- フュージョンライフルの標的捕捉が精密ショットの位置を考慮しないように調整しました。
- 以前は標的捕捉の影響でプレイヤーの連射が意図していた照準ベクトルから逸れてしまい、ほとんどの弾が当たらない場合がありました。
- この武器タイプのダメージ減衰の最低倍率を0.5倍に変更しました(以前までは0.75倍)。
- この武器タイプの視覚スコープの効果範囲とヒット時のダメージが全体的に減少しました。
- バックアッププラン
- 「バックアッププラン」発動中は、速射系のサブ武器タイプと一致するように、衝撃値を調整するようになりました。
- 発動時のチャージ時間を速射系のサブ武器タイプと同じ0.85倍に変更しました。
■ オートライフル
クルーシブル使用時の効果をわずかに上げるため、オートライフルに若干の調整を加えましたが、これはPvEにも影響を及ぼします。Destinyのプレイの性質上、セミオート系の武器のほうが一般的には有利となっているため、今回の変更でその差を補うことにしました。ゲーム全体のキル時間を引き伸ばすことなく、オートライフルが使用される機会を増やすためには、適切な変更だと考えています。
- 以下の衝撃値を変更:
- 精密フレーム:17/27.2 デフォルト/精密(変更前: 17/25.5)
- 順応フレーム:15.75/25.2 デフォルト/精密(変更前: 13.75/22)
- 速射フレーム:13.4/20.1 デフォルト/精密(変更前: 12.5/18.75)
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