現在、アンティヴァが舞台となる4作目の開発が進められている「Dragon Age」シリーズですが、まだ当分先と思われる最新作の動向に大きな注目が集まるなか、セダスの父David Gaider氏や初代のリード環境アーティストIan Stubbington氏、同じく初代のライターJay Turner氏とDaniel Erickson氏、初代のクリエイティブディレクターDan Tudge氏がTheGamerのインタビューに応じ、“Dragon Age”の誕生にまつわる興味深い経緯を明らかにしました。
元々“Dragon Age”にはドラゴンが存在していなかったばかりか、開発当初はそもそも“Dragon Age”の文言すらなく、開発者が作成したランダム生成プログラムによって初めて“Dragon Age”のフレーズが誕生したといった驚きの出自が判明したインタビューのハイライトは以下からご確認ください。
■ TheGamerによるインタビューのハイライト
- “Dragon Age: Origins”の開発当初、プロジェクトの始動から1年以上経っても正式な名称がなく、一時的な仮名として“Chronicles”と呼ばれていた。ただし、チームの誰もがこの名称を気に入ってはいなかった。
- 元々この作品の世界は、所謂ハイ・ファンタジーの時代を終えたファンタジー世界だった。既に魔法は衰退し、ドラゴンは刈り尽くされ絶滅していたが、予期せぬ事態としてハイ・ファンタジー時代の過去に存在していたダークスポーンが復活するという状況を描いていた。
- 具体的なタイトル名の不在が続くなか、最終的にコーダーの一人が名称の簡単なランダム生成プログラムを作成し、ここにファンタジー関連の単語を追加。このプログラムが生成した幾つかの名前をもとに、開発チームの投票によって最終的に選ばれたのが「Dragon Age」だった。
- “Chronicles”の呼び名が気に入らなかった開発チームは、徐々に“Dragon Age”の名に慣れ親しみ、もはやこれ以外の名前は考えられないと思うほど定着した。ただし、一番の問題は(前述の通り)ゲームの中にドラゴンが登場しないことだった。
- David Gaider氏は、初代のデザイナーJames Ohlen氏に対し、ドラゴンの時代は何世紀も前の過去であり、ドラゴンを見たこともなければ戦ったこともないになぜ“Dragon Age”と呼ぶのかと文句を言った。James Ohlen氏はこの質問に、いいことを言うねと答え、David Gaider氏に対し、新しいタイトル名に併せてストーリーや設定を変えるよう指示した。これにより、ドラゴンが世界に登場し、(当初はラヴクラフト作品とファイナルファンタジーを組み合わせたような悪役だった)アーチデーモンがドラゴンとなっただけでなく、“Age”に基づく暦システムが誕生。これにより作品に描かれる時代そのものが“Dragon Age”となった。なお、アーチデーモンが巨大なドラゴンとなったのは、開発後期だったとのこと。
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